後見人制度から逃れたブリットニー・スピアーズが、
14年ぶりに自分の決断で購入した1180万ドルの風水大邸宅!?
Published on 7/8/2022
昨年11月に、それまで14年間続いた父親による後見人制度を排除することに成功したのがブリットニー・スピアーズ(40歳)。
アメリカでは、主に財産がある高齢者や精神疾患がある人々に対して、自力で経済的判断を下すことが出来ないことを理由に後見人が立てられ、
本人に代わって財産管理のありとあらゆる側面を担う後見人制度が存在していますが。
このシステムは一度確立されてしまうとその後見人の排除は不可能と言われるもの。
ようやくスピアーズが自由を獲得することが出来たのは、彼女の後見人制度の問題を描いたドキュメンタリーがファンと世論を動かしたためでしたが、
それまでのブリットニーはキャリアから経済面までの決断を自分ですることが許されなかっただけでなく、
交際、結婚、妊娠まで自分の意志での決断が許されず、ベッドルームがカメラで監視され
避妊具の挿入を強制されていたことは 本人が法廷で明かした事実。
ようやく自由を手にしたブリットニーは6月に長年交際を続けてきた、フィットネス・インストラクター兼俳優のサム・アスガリ(28歳)と結婚。
そしてその直後に購入したのがここにご紹介する6ベッドルームの大邸宅。
投資目的ではなく、純然たる新婚生活のための贅沢なマイホーム購入となっています。
後見人制度を除去することが出来たブリットニーにファンがまず期待したのが 音楽活動でしたが、
4月にブリットニーは妊娠を発表。しかしその1ヵ月後には流産を報告。
傷心のブリットニー&サムはファンへの声明の中で「これからも2人の子供を作り、家族を増やすことを考えている」と語り、
ファンに改めて感じさせたのが、ブリットニーが音楽活動よりも 私生活に重きを置いている様子。
そして6月9日には、LAのサウザンド・オークスにブリットニーが所有する邸宅で
サムと結婚。ウェディング・ドレスはヴェルサーチのカスタムメイドで、ゲストにはドレスを手掛けたドナテラ・ヴェルサーチ、
マドンナ、セリーナ・ゴメス、ドリュー・バリモア、パリス・ヒルトンといったセレブリティの友人達が姿を見せていました。
そのウェディングの翌週である6月14日に購入したのが、この1180万ドルの大邸宅の購入で、
その日のうちから引っ越しのプロセスがスタートしたことが伝えられています。
この邸宅が位置するカラバサスは ブリットニーの最初の夫で、2人の息子の父親であるケヴィン・フェダラインの家の傍。
息子のショーン(16歳)、ジェイデン(15歳)は共にケヴィンと暮らしており、長年彼に養育費を支払い続けて来たのがブリットニー。
2人の息子、及びケヴィンはサムとのウェディングには姿を見せませんでしたが、
ブリットニーがこの物件を選んだ理由の1つは、息子たちと過ごす時間を増やすためと言われています。
セレブリティがこの規模の邸宅を自宅として購入する場合、住む前に改装して 手を入れるのが通常ですが、 2人は一切の改装無しに、スピーディーな引っ越しを終えて、この邸宅での生活をスタート。
1180ドルの物件とあって、セキュリティは万全とのことで、 6ベッドルーム、9バスルーム、床面積は約1083平方メートル、敷地面積は1.6エーカー(6474.97平方メートル)。
この物件は2021年1月から売りに出ており、2021年と言えば歴史的な低金利と住宅不足の影響でアメリカは空前の不動産ブーム。 しかし1000万ドルを超える物件になると、買い手が限られるとあって 長くマーケットに居座るケースは多く、 この物件もその1つ。 2022年に入ってからは 立て続けの金利上昇の影響で、アメリカの住宅市場は急速に冷え込んでおり、 「もう少し待てば売り手が売却を焦って1000万ドル以下にプライスカットしたはず」とも言われるのがこの物件です。
しかし後見人制度から解放され、自由を謳歌したいブリットニーにとっては、誰の許可も得ずに自分で選んだ新居を
新婚生活のために購入することに価値があったようで、若干割高と言える価格で即決購入。
でもこの物件がユニークと言えるのは風水のセオリーが 取り入れられており、ひょっとしたら大きな幸運を運ぶかもしれない不動産。
敷地はほぼ正方形、そこにL字型の邸宅が建ち、大きな中庭がある作りになっていますが、そこに位置するのがスイミング・プール、ホット・タブ、ウォーター・スライド、ウォーター・ファウンテン。
風水のセオリー通り プールのシェイプを含む庭園のランドスケープは尖った角が無い、曲線のデザイン。
建物はL字でも庭園がメインアトラクションになっているので、風水の見地からは正方形の敷地全体のバランスが保たれたレイアウト。
弧を描いた扉や窓のフレーム、左右対称の入口のアプローチやインテリア等、風水マスターのアドバイスが生かされたディテールが目立つ物件です。
にも関わらず この邸宅が長くマーケットに居座った理由の要因になっているのは、ダーク・ウッドを基調にしたオールド・ファッションなインテリア。
これはカリフォルニアのマーケットでは好みが大きく分かれるポイント。
同じクラシックなスタイルの邸宅とインテリアでも、明るいトーンが基調だと遥かにバイヤーのリアクションが良いことが伝えられています。
この邸宅の場合、書斎やシアターは、ゴッドファーザーの映画に出て来るような印象。
エンターテイメント・ルームも郊外のホテルのラウンジのような雰囲気で、全体的に照明具の時代遅れぶりが目立つことが
インテリアを更に古臭く見せています。
写真上3枚は全てマスター・ベッドルームとそこに隣接するマスター・クローゼット。
ベッドは天蓋付きのキングサイズ。クローゼットはウォークインというよりもクローゼット・ルームになっていて、どんなに膨大なワードローブも収納できる作りになっています。
写真上2枚はマスター・バスルームで、ここはクリーム色、イタリアン・マーブルが他の部屋より遥かに柔らかく、明るい雰囲気を演出しています。
サムは若いながらもイランのテヘラン出身、ブリットニーも南部のルイジアナ出身とあって、
2人とも価値観や家の好みはかなりコンサバティブ。
そのため通常のLAのヤング・リッチが避けるようなインテリアは、2人にとって購入の支障にはならなかったようです。
ブリットニーの個人資産は現時点で6000万ドル。もし父親が後見人ではなく、きちんとした資産運営がプロによって行われていた場合には、
恐らく2億ドルには達していたと言われるのが彼女の財産。
加えて、父親が後見人のうちは仕事をしないと宣言していたブリットニーは、30代後半の貴重な時間をキャリアに費やすことが出来なかったのは周知の事実。
ブリットニーはウェディング会場として使った サウザンド・オークスの邸宅をほどなく売りに出し、早期の売却を望んでいるとのこと。
2人はこの邸宅に住んで大満足の幸せな様子をソーシャル・メディアでポストしており、
後見人制度の悪夢から解き放たれた自由を謳歌しているのが現在。
ブリットニーが後見人排除に成功したことにより、これまで知られていなかった
アメリカにおける後見人制度の問題が初めて広く知られるようになっており、同様の状況に苦しむ人々に希望を与える結果になっています。
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