Demi-Billionaire, Kylie Jenner's Massive Spending
デミビリオネア、カイリー・ジェナーの収入は 膨大な出費を支え続けることが出来るか?
Published on 8/26/2022



7月4週目に 車で39分の距離の移動にプライベート・ジェットを使用して大批判を浴びたのがカイリー・ジェナー。 しかもそのフライトは目的地の反対方向に車で30分走った距離にある空港からの17分間のフライト。 車で直接向かった方がよほど早い場所への移動に わざわざ二酸化炭素を大量に排出して移動したことから、 ソーシャル・メディア上で大きく取り沙汰されていたのが ”Klimate krisis hasn’t kaught up to Kylie (正確にはClimate crisis hasn’t caught up to Kylie)” と カーダシアン/ジェナー家のKで始まるファーストネームを皮肉った批判。
そしてその数日後に芸能メディアで報じられたのが、彼女の母親でカーダシアン/ジェナー家のマネージャーでもある クリス・ジェナーが カイリーの多額の出費に警告を発したというニュース。

8月10日に25歳になったばかりのカイリーは、2007年から家族のリアリティTV「Keeping Up with the Kardashians」に出演するようになり、 2012年、14歳にして姉でスーパーモデルのケンドール・ジェナーとアパレル・ブランド、 Kendall & KylieをPacSunとのコラボでスタート。 2013年にはリップ・プロダクトを軸にした自らのブランド、カイリー・コスメティックをスタートし、ソーシャル・メディアを使って有効なプロモーションを行った結果、 2014年にはタイム誌によって「最も影響力のあるティーン」に、2017年にはフォーブス誌に「最も影響力のあるセレブリティ100人」に選ばれ、 やがて2019年には21歳にして フォース誌が「世界最年少のセルフメイド・ビリオネア」と報じたのがカイリー。 とは言っても、カイリーのサクセスはカーダシアン・ジェナー家の一員として達成されていることから、 当時は「セルフメイド」という肩書に 世論が猛反発する様子が見られていました。





疑問視されるビリオネア・ステータスとプライベート・ジェット


カイリーのビリオネアのステータスについては、「セルフメイド」という部分と共に物議を醸していたのが、後に過大に評価されていたことが明らかになったビジネス規模。 フォーブス誌は2020年に 彼女のビリオネア・ステータスが、偽りの会計資料ででっち上げられたものであるとして、カイリーのビリオネア・ステータスを否定する訂正記事を掲載。 フォーブス誌の担当者は カイリーが 「ドナルド・トランプと同じくらい熱心に会計資料を提示して、ビリオネア・ステータスを認めさせようとした」とコメントしていますが、 今となっては それもカイリーのビジネス戦略だったという声が圧倒的。
そしてそれに まんまと引っかかったのが、フォーブス誌の訂正記事が出る前の 2019年11月にカイリー・コスメティックの株式51%を6億ドルで買い取ったコティ社。 116年の歴史を誇りながらも古臭いイメージでビジネスが低迷していたコティは、若い世代へのアピール獲得を焦るあまり、しっかりリサーチせずにカイリー側の会計資料を鵜呑みにして カイリー・コスメティックの企業価値を12億ドルと査定。業界の見積もりでは30%前後オーバーペイであったことが指摘されています。

こうしてフェイク・ビリオネアから デミ・ビリオネア(個人資産5億ドル以上)になったカイリーですが、 そのコティからの6億ドルが転がり込んだ直後の 2020年1月にカイリーが7280万ドルで購入したのが機体にピンク色でKylieの文字が入ったプライベート・ジェット。 その維持費は年間500万ドルで、もちろん燃料費は別。ちなみに7月に物議をかもした10分程度のフライトは燃料費だけで1200ドル。 これは車のガソリン・タンクを10回以上満タンに出来る金額。 それまでのカイリーは、プライベート・ジェット会社と契約して 必要な時にフライトをチャーターしていましたが、 専用ジェットを購入してからというもの、頻繁に近距離を10〜20分のフライトで移動するようになっています。
そしてそんな移動時だけでなく、24時間カイリーの警備に当たっているのが専属のセキュリティ・スタッフ。 ソーシャル・メディアを通じてラグジュリアスなライフスタイルや高額な持ち物を披露している上に、 姉のキムがパリで ホテルに押し入った強盗にジュエリーを奪われる経験をしているだけに、 カイリーのセキュリティは万全。その費用も決して安く無く 1ヵ月で40万ドル。 1年間で480万ドル。 すなわちカイリーはプライベート・ジェットの維持費とセキュリティだけで年間に日本円にして10億円以上を使っている計算です。



カイリーとストーミーのファッション・バジェットと高級車のラインナップ


カイリーが毎月ファッショに費やしているバジェットは約30万ドル、単純計算で年間360万ドル。これには 4歳になる娘、ストーミーのワードローブが含まれていると言われますが、この中に含まれていないのが、 バッグやジュエリー、及びスペシャル・オケージョンのドレス。
例えば2019年のMetガラでカイリーが着用したヴェルサーチのドレスは、数あるカイリーの高額ワードローブの中でも最も高額の820万ドル。 この日のシューズ、バッグ、イヤリング、ブレスレット等のアクセサリーとジュエリーが1000万ドル。
ジュエリーは、カイリーだけでなくストーミーのためにも購入されていて、ストーミーは1歳で迎えたクリスマスに 父親のトラヴィス・スコットから2カラットのダイヤのリングをプレゼントされたのは有名なエピソード。 ジュエリーだけでなく、ストーミーはバッグやアパレルも母親同様の高額ブランドを既に愛用。2020年9月に 2歳児としてホームスクールに出掛ける初日にエルメスの1万2000ドルのバックパックを持っていたことで物議を醸したこともあり、 つい最近ではロンドンで カイリーが3100ドルのディオールのバッグをストーミーに買い与えたことが話題になっています。
ちなみにロンドン行きは、トラヴィス・スコットのコンサートに同行するためでしたが、僅か5日の滞在のために カイリーがロンドンに持って行ったスーツケースの数は何と20個。

バッグに話を戻せば、カイリーは2019年に湿度と温度が管理されたバッグ専用クローゼットをメディアに公開し、 この時点で彼女は100万ドル相当のバッグ・コレクションが持っていると言われましたが、 現在はそれが1.3〜1.5倍以上の金額に膨れ上がっていると言われます。 その要因となっているのは、昨今カイリーはエルメスのクロコダイル・バーキン、クロコダイル・ケリーを中心にワードローブを拡大しているのに加えて、 ストーミーのバッグ・コレクションも増え続けているため。
ジェナー/カーダシアン家のメンバーは 一度着用した服や、使わなくなったシューズやバッグは ”Kardashian Kloset” で リセールしていますが、 セレブの持ち物とあって 通常のリセール価格よりも遥かに高額での再販。 数千ドルを支払わされて 受け取った商品にガッカリして「ボッタクリ」とクレームするファンが少なくない様子が伝えられています。


カイリーはカー・マニアとしても知られていて、彼女が所有する中で最も高額なのは300万ドルのブガッティ・シロン。 次に高額と思われるのは46万ドルのロールスロイス・ファントム。ちなみにこのロールスはインテリアをカスタム仕様にしているので、実際にはもっと高額。 それ以外にも40万ドルのランボルギーニ・アヴェンタドール、32万ドルのロールスロイス・ゴースト、 それ以外にもカスタム・カラーでピンクにペイントした30万ドルのロールスロイス・レイス、15万ドルのメルセデスAMG G63、このメルセデスも 彼女のランボルギーニと同じオレンジ色にカスタム・ペイントされています。
合計約15台の一流高級車のコレクションを誇るカイリーですが、彼女はエルメスのクロコダイルのような ”高額の王道”を好んでおり、 それが複数のロールスロイスのコレクションに反映されていると言われます。
これらの愛車はその維持・管理費だけで、月に3〜4万ドルが掛かっているとのこと。
更にカイリーは超高額ワインを複数の自宅のワインセラーにストックしていることでも知られ、 そのコレクションの総額は推定で30〜50万ドル。 それを惜しげもなく飲んでしまうとあって、定期的に高額ワインを買い足すのも月々の出費の1つ。
その他にも毎月のネール代、お抱えのメークアップ・アーティスト、ヘアスタイリストのフィーやその出張料、 マッサージ、フェイシャル等のビューティー・メンテナンスに高額が掛かっていますが、 コスメティック・ブランドを経営している立場上、そのバジェットは内密になっています。



高額不動産と固定資産税


カイリーは2016年、19歳にしてカリフォルニアのヒドゥン・ヒルズに1200万ドルの邸宅を購入。ここは父親違いの姉キム&クロエ・カーダシアンも住むエリア。 そして2020年4月には、その直ぐ傍に立つ物件を1500万ドルで購入。今後はこの2軒を合体させて、12台分のガレージを備えた大邸宅に改装するとのこと。
それ以外にも2018年には子供の父親であるラッパーのトラヴィス・スコットと共同でビバリーヒルズに1345万ドルの大邸宅を購入。 更に翌年2019年にはコーチェラにほど近い 高級リゾート、ラキンタに広大な土地を325万ドルで購入。 ここに今後は別荘を建設予定。
そんなカイリーにとって最も高額な不動産となっているのは、2020年に3650万ドルで購入したホルムビー・ヒルズの新築のコンテンポラリー大邸宅。 ホルムビー・ヒルズはビリオネア・パラダイスとも呼ばる通り、超高額物件にビリオネアが住むエリア。 カイリーはコティからの買収金でジェナー・カダーシアン家のメンバーの中で最高額の物件を手に入れています。
これ以外にロサンジェルス・エリアにアパートを何軒か所有しているカイリーは、固定資産税として年間に約80万ドルを支払っているとのこと。

カイリーは年間に4000万〜1億ドルの収入を上げていると言われ、その収入源は主にカイリー・コスメティック、スキンケアラインの カイリー・スキンに加えて、モービル・アプリ、 インスタグラムの広告ポスト、リアリティTV出演、アパレル等の独自のブランド・グッズの売上。 2022年の段階での総資産は7億5000万ドルと言われます。

基本的にカイリーは高額出費が非常に多いことは確かですが、不動産、バッグ、ジュエリー、自家用車、ワインに至るまで、一流の高額品に絞って買い揃えているので いざとなった時には売却益が出るような財産価値があるものを手に入れているのは紛れもない事実。 さらにはカダーシアン家の中で一番最初に湿度・温度調整がされたバッグ・クローゼットを家の中に設ける等、その管理をしっかりしているという点で 非常に手堅い一面を見せているのもまた事実。
そのためジェナ・カダーシアン家を知る人は 「お金儲けの才能も、財産の管理能力も カイリーがファミリーの中で一番」と語っているほどですが、 このところカイリーの最大の収入源であるカイリー・コスメティックの売上が徐々に下がっており、 理由は商品のマンネリ化。 同じようなカラー・パレットをパッケージだけ一新して毎シーズン売り出しているだけというのは長年のファンが昨今繰り広げている批判。
これだけの出費をして 果たして彼女のビリオネア・ライフスタイルが何時まで続くかは、ケーブル局で打ち切りになった後、ストリーミングのHuluで命を繋いだリアリティTV「Keeping Up with the Kardashians」 が何時まで続くのかと共に、特にアンチ・カーダシアン派から見守られています。


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