寝相が健康状態とパーソナリティに影響を与える?
5つのスリーピング・ポジションによる健康&性格判断!
Published on 11/9/2023
人生の約3分の1近くを眠って過ごすのが人間。
スリーピング・ポジション=寝相は、想像しているよりもずっと人間の健康状態に影響を与えたり、
パーソナリティが反映されているもの。しかし人間は一晩の睡眠中に平均で37〜40回寝返りを打つと言われる上に、
睡眠中に自分がどんなポジションかを自覚している人は先ず居ないのもまた事実。
目安としては寝入る時のポジション、目覚めた時のポジションで眠っている時間が最も長く、
寝返りを打つのは、一定の身体部位に体重が掛かるのを防ぐ本能的な行為。
逆に寝返りを打たないほど熟睡してしまうのは、身体が疲れ過ぎているなど、
寝返りを打つほどの余裕や体力が無いケースが多いので、決して健康的とは言えないようです。
人間のスリーピング・ポジションには24のパターンがあると言われますが、以下ではそのスリープ・ポジションを大きく5つに分けて、
その人間性と、健康上のメリットや問題点をご説明しています。
仰向け寝 / Starfish & Soldier Position
英語でスターフィッシュ、すなわちヒトデのポジションと言われるのは、仰向けで大の字になって眠ることや、
腕を上げて仰向けで眠ることを意味し、ソルジャー(兵隊)のポジションは、仰向けで腕を下ろして眠ること。
欧米ではスターフィッシュ・ポジションで眠る人は成人の約5%、ソルジャー・ポジションで眠る人は約8%となっています。
仰向け寝のメリットは、まず身体を支える面積が広い分、眠りが安定しますが、正しい枕と、膝の下に薄いクッションを入れることで、
背骨のポジションが理想的な状態で眠れるというメリットがあります。
また顔を左右対称に保つためにはこのポジションがベスト。
その反面、サイド・スリーパーに比べると イビキや、睡眠時無呼吸症候群、歯ぎしりの問題が2倍に増えるのもこのポジション。
またマットレスの固さや高過ぎる枕のせいで、背骨や骨盤に負担がかかるケースもあります。
パーソナリティについては、スターフィッシュ・ポジションの人はオープンで、社交的、時に大胆で、裏表がない性格。
でも同じ仰向け寝でもソルジャー・ポジションの人は保守的で、頑固、物事をきちんとしたがるタイプですが、
どちらも度胸が座った人間性と診断されています。
うつ伏せ寝 / Freefaller
英語で フリーフォーラーとよばれるうつ伏せ寝は 首に負担が掛かる寝相で、
眠りの専門家からは、ワースト・ポジションと言われる 最も避けるべきポジション。このポジションで眠るのを好む人々は、
最も少ない5%。
首や肩の筋肉をオーバーストレッチした状態で、何時間も眠ると
慢性的な肩こり、背骨の変形の原因になるほか、他のポジションに比べて
眠っている間の呼吸が十分にできないため、身体が慢性的な酸欠状態になる場合もあります。
でも、ディナーを沢山食べて 就寝時に未だ胃が活動をしている場合には、
最も楽に眠れるポジションで、加えてうつ伏せ寝の人は 最もアクティブで、ヴィヴィッドな
夢を見る傾向にあることが指摘されています。
パーソナリティ的には、フリーフォーラーはせつな的で、自分のコントロールがあまり上手くないタイプ。
体力にまかせて頑張りすぎたり、その場の雰囲気で飲みすぎたり、食べ過ぎたり と余力を計算して行動するのが苦手ですが、
その分、献身的であったり、情に厚いところも持ち合わせています。おだてに弱い反面、
批判されると時に過剰反応をしたり、落ち込みが激しいところがあります。
横向き寝 右サイド / Side Sleeper On Your Right
同じ横向き寝でも腕を下ろして真っ直ぐに横向きになるスタイルはLog / ログと呼ばれ、
腕を前に出して身体を支えるポジションは Yearner / イヤーナーと呼ばれます。
右側を下にした横向き寝は、高血圧の人に適したスリーピング・ポジション。
というのも身体の左側にある心臓を圧迫しないためで、
同時に脳の活動を高め、アルツハイマー予防にもなるのが右下の横向き寝。
でもこのポジションをを妊婦が習慣付けると、死産の原因になるケースがあるとのこと。
この原因は胎児への血流が妨げられるためと説明されています。
横向き寝は、顔のシワの原因、皮膚の左右不均等なたるみの原因になるので美容のためには避けたいポジション。
身体を支える面積が狭くなる分、夜中や明け方に目が覚めてREM睡眠が妨げられる傾向にあります。
性格的には、人前では堂々としていても 実はセンシティブであったり、
人が自分のことをどう感じているかを気にかけるタイプ。
ログで眠る人の方が小心者で、欲が無く、イヤーナー・ポジションの人の方が
前向きでチャレンジを恐れない性格。
どちらも不当な扱いをされると根にもつタイプ。
横向き寝 左サイド / Side Sleeper On Your Left
左横向きも、真っ直ぐに横向きになるスタイルはLog / ログと呼ばれ、
腕を前に出して身体を支えるポジションは Yearner / イヤーナーと呼ばれます。
左側を下にした横向き寝は、胸焼けに悩む人に適したスリーピング・ポジション。
前述のようにイビキや歯ぎしりが少ないのもこのポジション。
同じ横向き寝でも、定期的に悪夢を見る傾向にあるのが左下の横向き寝で、その割合は41%。
右下の横向き寝の人々が悪夢を見る割合が14.5%であるのに加えると、遥かに確率が高くなっています。
横向き寝で眠るとアンケートに答えた欧米人は、左右両サイド合計で28%と多いものの、
年齢を重ねる毎に 身体や顔のシェイプのゆがみの原因をもたらします。特にバストが大きな女性は胸が下がったり、シワがよってしまうのがこの寝相。
また夜中に目が覚めやすいので、深い睡眠が取れない結果、エイジングが進むにつれて決断力が鈍ったり、スタミナ不足を感じるようになります。
人間性としては、左下横向き寝のイヤーナー・ポジションの人は疑い深く、用心深い性格で、周囲の同行を見てから踏み出すタイプ。
ログ・ポジションで眠る人は、表向きは協調性があって人に合わせられるけれど、実はこっそり別の考えや強い意思を持っているタイプ。
右サイドの横向き寝の人より忍耐力があると言われるのが、左サイドの横向き寝の人々。
胎児のポジション / Foetus Position
胎児のように身体を丸めて、膝を抱え込むようなポジションは、何と41%の人々が自然に行っている
スリーピング・ポジション。
体温が低い時、腹痛など身体に痛みを覚えている時に、人間が自然に取るのがこのポジションで、
事故現場で逃げ遅れた人々の遺体なども通常このポジション。
女性は男性の2倍の割合で このポジションで眠っていますが、体重が支え易いだけでなく、
眠ったままでも簡単に重心がずらせるので、眠りを妨げられずに快眠が得られるメリットがあります。
しかしながら、耳と首のギャップを埋めてくれる枕を選ばないと、首の痛みや骨のズレに繋がるのがこのポジション。
また身体を丸めすぎると、背骨に負担がかかり、朝起きた時に疲れを感じるケースもあります。
人間性としては、自己防衛本能が強いタイプが多く、特に子供が生まれると過保護になるケースが多いのがこのタイプ。
リスクを考えて、あまり冒険をしない反面、頭ではロマンティックな夢や 豪快なアドベンチャーに憧れるところもあり、
真面目な一面もあれば、依頼心が強い一面も持ち合わせています。
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