This Photo Caused "Katespiracy"!
単なるフォトショップではなく、英国王室は何かを隠している!?
メディア&ソーシャル・メディアが憶測する”ケイトスピラシー”

Published on 3/18/2024


3月10日のイギリスの母の日に英国王室がリリースしたのが、キャサリン妃と3人の子供達のポートレート。 キャサリン妃は原因や病状が報じられないまま、1月に腹部の手術を受けており、最後に公の場に姿を見せたのは昨年12月のクリスマスの教会のサービスに出席した際。 ポートレートは術後のキャサリン妃の初のオフィシャル・フォトグラフィーで、ソーシャル・メディアの投稿には、「過去2か月の皆さんからの温かいお見舞いとサポートに感謝します」という英国民へのメッセージが添えられていたのだった。
ところがこの写真が世界中でシェアされた数時間後に、主要な通信社が次々と メディア業界で「Picture Kill」と呼ばれる写真配信の撤回に踏み切ったことで、 一躍大報道になったのがこの不可解な写真。
もちろんソーシャル・メディアでもヴァイラルになり、これを受けて翌日ケンジントン・パレスが発表したのが 写真が混乱を引き起こしたことを謝罪するキャサリン妃の声明。 何故キャサリン妃が謝罪するのかと言えば、ジョージ王子誕生以来、ウィリアム王子ファミリーのスナップは キャサリン妃が自らのデジタル・カメラで撮影したカジュアルなものがリリースされてきており、 今回の母の日のスナップも、シャッターを切ったのはウィリアム王子でも、写真のセットアップと、出来をチェックしてプレスに渡したのはキャサリン妃という設定になっていたため。 その謝罪文は、 「多くのアマチュア・フォトグラファー同様に、私も時々写真を少し編集します。 そのせいで昨日公開した写真が混乱を巻き起こしたことをお詫びします。皆さんが幸せな母の日を過ごされたものと願っています」というもので、 キャサリン妃の頭文字の「C」が署名としてあしらわれていたのだった。




しかし、この謝罪文のせいで 益々深まったのが写真に関する謎。
英国のスカイ・ニュースが 写真のメタデータを調べたところ、問題の写真は3月8日の金曜日と翌日土曜日にApple社のコンピューターのAdobe Photoshopで2回保存され、 写真自体はキャノン 5D Mark IVで撮影されたもの。その価格は約3000英国ポンドで、レンズは同じくキャノン社製の50mmレンズが使われており、その価格は約1700英国ポンド。 これらはキャサリン妃やウィリアム王子のようなアマチュア・フォトグラファーの機材でないことは明らか。
さらに写真の保存は8日の金曜日、午後 9時 54分に行われ、2回目の保存が行われたのは翌日土曜日の午前9時39分。 この2回の保存の合間に修正が行われたという見方が一般的であるけれど、 その間に行われたと思われるのが上の写真で指摘されている16箇所の修正。 しかもそれが生成AIによってクリエイトされたディープ・フェイクのような粗ではなく、 明らかに人間がフォトショップで行った修正という印象を与えるものであるけれど、公務を欠席しているキャサリン妃が16箇所のフォトショップをするとは考え難いもの。
しかもケンジントン・パレス側は、英国通信社の再三に渡る要請にも関わらず 修正前のオリジナル写真の公開を拒んでおり、 「オリジナル写真が存在しないのでは?」、「オリジナルが公開写真とはかけ離れているのでは?」、要するに写真自体が作り物なのでは?という憶測を呼んだだけでなく、 キャサリン妃の母の日のメッセージ、およびその謝罪文も 英国王室がでっち上げたフェイクなのでは?という疑惑説がソーシャル・メディア上に浮上。
この問題は、ケイトとコンスピラシー(陰謀)をくっつけた ”ケイトスピラシー” と呼ばれるようになったのだった。






英国王室がこんな事をする理由として考えられるのは、キャサリン妃の容態が報じられているよりもずっと悪いということ。 そもそも、王室側はキャサリン妃が一体何の手術をしたのかも明かしておらず、退院はしたものの 「半年は公務に戻れない」という噂が流れる中、ウィリアム王子はメディア記者からキャサリン妃の容態を訊かれても無視を貫く姿勢。
メグジットの後、アメリカに移住したハリー王子&メーガン・マークル夫妻も、ケイトスピラシーについては、 「ケイトはこうしたミスは犯さないタイプ」と語り、「王室の広報部門が母の日の写真とメッセージをでっち上げた」という憶測は高まる一方。
その英国王室はチャールズ3世が初期のガンであることを今年に入って発表。どのガンを患っているかについても未発表で、 その上に、英国民の中で最も支持率が高いキャサリン妃にも何等かの問題が起これば、もはや危機的と言われる状況。
3月11日には、ウェストミンスター寺院でコモンウェルス・デイのミサが行われたけれど、ウィリアム王子とキャサリン妃は同じレンジ・ローバーで出掛けながらも(写真上左)、 イベントに出席したのはウィリアム王子のみ。(写真上右はキャサリン妃が 最後に公の席に出席した昨年のクリスマスのもの) この日キャサリン妃は、別のプライベート・アポイントメントに出掛けたと言われ、 チャールズ皇太子とキャサリン妃が不在の中、カミラ女王とウィリアム王子が不自然なほどの笑顔で コモンウェルズのミサに参列。 ソーシャル・メディア上では「キャサリン妃が、毎年王室メンバーが一堂に会するコモンウェルス・デイのミサを欠席してまで、プライベートな約束に出掛けるのはおかしい」として、 レンジ・ローバーの窓越しに、カメラを避けるように顔を背けてスナップされたキャサリン妃が「実は替え玉のフェイク」だという 憶測まで流れていたのだった。
そうなってしまうのは、これまで英国王室が、ウソの声明を出したり、事実隠蔽、証拠捏造の長い歴史があるためで、 王室への支持率が低下する中で起こったケイトスピラシーは、国民に「王室はもはや信頼できない」という印象を益々強める結果になっているのだった。






ちなみに、ウィリアム王子夫妻は昨年のクリスマスのクリスマス・カードの写真もフォトショップで物議をかもしており、 この時に話題になったのは、ルイス王子の中指が消えていたこと。 この時は、被写体が5人も居るので、全員がベストに見える写真はなかなか撮影出来ないこともあり、「フォトショップで複数のショットを組み合わせるのも致し方ない」と理解する声が多かったものの、 それでも聞かれていたのがルイス王子に中指が無いことに気付かず クリスマスカードに使用したケンジントン・パレスの大失態を責める声。
この写真も良く見てみると不自然な部分が多く、シャーロット王妃の足の組み方から、キャサリン妃の足元の位置、ジョージ王子の脇に回した手の不自然な角度など、 派手にフォトショップを施した印象。中には、オフィシャル・ファミリー・フォトで、2枚連続ルイス王子の指に問題が見られたことから、 「フォトショップをした人物が故意に問題があるフォトショップ加工をして、英国王室の広報部が何かを隠そうとしているというメッセージを発信している」という陰謀説も浮上していたほど。
いずれにしても、今回の”ケイトスピラシー”で英国王室のファンも、王室を好まない人々も、王室の未来を担うキャサリン妃の身に何かが起こっているのではないかという疑いを持ったと同時に、 これまでにも王室が様々な内情を隠蔽し、プレスを通じて情報をコントロールしてきたとことを強く印象付けています。


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