July Week 1, 2022
“Anti-Frizz Hair Products”
今の季節のマスト・ハブ、アンチ・フリズヘア・プロダクト
気温と湿度が高い季節を迎えると、私が毎年トライするのがアンチ・フリズヘア・プロダクト。
私の髪は白人層に比べると遥かに太くてコシがあると言われるけれど、日本人のスタンダードでは猫毛に近く、
ティーンエイジャーの頃から今の季節に悩まされたのが天候による縮毛。
完璧にブローをしたつもりでも、湿度の高い屋外に出た途端に
髪の毛の表面が徐々にヨレヨレしてくる敗北感はNYにやって来て、年齢を重ねても続いている状況。
また少し前に日本に一時帰国した際には、運悪く湿度が高い日に髪を洗ってしまったせいで、
久々に味わったのが幾らブローをしてもヘアが湿っているような感触。
私は髪の量が多い訳ではないので、湿度さえ普通のレベルであれば 自然乾燥でほぼ乾いた段階で ヘアアイロンを使ってストレートに仕上げるのがブロー作業。
所要時間は5分程度。
ところがこの時ばかりは髪の毛にこもった湿気がいつまでも感じられて、
ヘアにふんわりしたボリュームが全く出ない事態に陥ってしまったのだった。
アメリカのヘア業界で1990年代に初めてフリズ・ヘア専門に本格的に取り組み、今もベストセラーになっているのが、
ジョン・フリーダ・フリズ・イーズ・エクストラ・ストレングス・セラム。
もちろん過去30年の間には フォーミュラ・チェンジがあり、サブプロダクトも登場しているけれど、
この季節にビューティー・サイトやビューティーYouTuberがアンチ・フリズヘアの特集を組む際に、必ずベスト・プロダクトとして登場する永遠のベストセラー。
CUBE New Yorkでも既に20年近く取り扱っているベストセラーで、他のプロダクトを試してから戻るユーザーも多いのがこのプロダクト。
そして近年、それに割り込んできたのが やはりCUBE New Yorkでもベストセラーになっているカラー・ワオ ドリーム・コート。
どちらもヘアの表面にバリアを築いて、湿気をブロックし、そのバリアによってキューティクルを整えてツヤツヤな光沢を演出するプロダクトで、
30年が経過してもフリズヘア対策はこのアプローチが最善であることは この2点のベストセラーが立証しているのだった。
この2つはその名の通りセラム、コーティング剤として開発されたプロダクトであるけれど、
同じコンセプトの別カテゴリーとして昨今登場したのがヘア・グロス。
すなわち湿気ブロックとヘアに光沢をもたらすバリアをグロスで構築するというもので、
そのベストセラーの1つになっているのが。ケンラ・プラティナム・シルケニング・グロス。
ケンラ・プラチナムは 湿度が高い季節や髪の量が多い女性のブロードライをスピードアップさせる
ケンラ・プラティナム・ブロードライ・スプレーがシグニチャーのブランド。
このグロスも髪の量が多い人、湿気でヘアが広がってしまう人に シットリしたコントロールし易いコンディションと、
健康的なツヤ、テクスチャーをもたらすために開発されているのだった。
ヘア・グロスはサロンで行うセミパーマネントのものもあるけれど、こちらは時間が経過すると崩れたグロスの残留が髪の毛の表面に残り、
それがスタイリング剤の残留物等とレイヤーを形成して、スタイリングがし難いヘアになるのに加えて、それを落とすシャンプーを使えば その洗浄力のせいでダメージを受けるのが頭皮やキューティクル。
そのためヘア・グロスは簡単に洗い流せるテンポラリー・プロダクトを頻繁に使う方がヘアのためにはベターと言われるのだった。
ちなみにセラムでも、コートティングやグロスでも、アプライ後のヘア・アイロンの使用、もしくはドライヤーによるブローによって キューティクルがプロダクトのバリアでシールされるからこそ
防湿と光沢をもたらす効果が得られるコンセプト。
濡れたヘアにアプライしたまま放置してしまったら せっかくのプロダクトの効果は十分に得られないまま。
特に ヘアのダメージが著しく キューティクルのコンディションが悪い場合、プロダクトのバリアをスムーズに形成するにはヘア・アイロンの使用はマストと言えるのだった。
でもどんな優れたアンチ・フリズヘア・プロダクトも 湿度が高く、頭皮からも汗が出る状況になると、ある程度のフリズヘアは避けられないもの。
それをマキシマムに防ぐために行うべきなのがアンチ・フリズヘア・プロダクトのレイヤー。
そこで私が今年新たに加えたのが ジョン・フリーダ・フリズ・イーズ・ファームホールド・ヘアスプレー。
これまで夏の季節には、ジョン・フリーダ・フリズ・イーズ・デイリー・ノーリッシュメント・リーブイン・コンディショナーを時折愛用していたけれど、
今はプラセンタ・スーパーストレングスのリーブイン・コンディショナーを愛用していることから、
ヘアスプレーを初トライしてみたのだった。”ファームホールド”というネーミングから
ミスユニヴァースのコンテスタントのようにヘアが固まって、クシが通らない状態になることを危惧したけれど、
実際にはフレキシブル・ファーム・ホールドなので ブラシでとかしたり、手櫛を入れてもスタイリングが持続。
私の場合、夏でも7日~10日に1度しか洗髪をせず、洗髪の合間はドライシャンプーを使用するけれど、フリズ・イーズ・ファームホールド・ヘアスプレーは
そのドライシャンプーをヘアの表面に安定させて、ボリュームのある 扱い易いヘアをキープしてくれる働きもあるのだった。
結局のところアンチ・フリズのためには、どんなに優秀なプロダクトでも季節や湿度に応じてレイヤーにした方が効果的。
そして日頃からヘアのダメージを防ぐことが極めて大切。そのためには
- ケミカルを使ったシャンプーを使わず、洗髪をし過ぎない
- ドライヤーによるヒート・ダメージを防ぐ
- 濡れたヘアの扱いに注意する (ブラシの使用は厳禁)
- 余計なブラッシングやゴワゴワしたピローケースの使用を避けて髪の毛の摩擦を防ぐ
- 髪の毛の健康と育毛促進のためのマッサージを含む頭皮ケアを怠らない
といったヘア、頭皮、毛根の健康を保つ総合的なアプローチが不可欠。
そもそも 髪の毛はこうしたケアを怠ると
年齢を重ねるうちに、 湿度に関わらずバサバサでコントロール出来ないヘアになったり、
ボリュームの無いヨレヨレのヘアになってしまう訳で、ふと思い出したのが数年前にあるビューティシャンが語っていた
「エイジング・プロセスは、肌と髪の毛を守る闘い」という言葉。
そしてその闘いは 肌にシワ、シミ、歪み、たるみが出来る前、ヘアや頭皮への慢性的なエイジング・ダメージが起こる前に
始めなければならないのだった。
執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |
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