Apr. Week 2, 2022
”Countermeasures of Alopecia”
脱毛症を防ぐ、改善するBestプロダクト


今年のアカデミー賞授賞式がきっかけで 脱毛症についていろいろな意味で考えさせられた人は多かったと言われるけれど、 脱毛症というものは遺伝、加齢、病気やその治療薬の副作用、妊娠出産後などに 多くの人々が経験するもの。 一時的な症状とパーマネントな症状があるけれど、一時的な症状でも放置をして悪化させればパーマネントな症状、もしくは回復に非常に時間が掛かる重症になってしまうのは 言うまでもないこと。
私自身は学生時代には髪の毛を自慢にしていたものの、生まれつき髪の量は少なく、30代には白髪が出始め、同じく30代には ビジネス・パートナーとのストレスで丸禿が出来てしまったこともあるので、人一倍理解しているのが髪の毛を失う恐ろしさ。 それだけに髪の毛を大切にして、脱毛症にならない努力を30代から続けてきており、そんな私から見ると ヘアスタイルやルックスを優先させるあまり ヘアダイやケミカルで頭髪、頭皮、毛根を傷めつけた結果、脱毛症になったケースは あまり同情に値しない自業自得の症状。 ヘビー・スモーカーが肺がんになったり、お酒を飲み過ぎて肝機能が低下したり、糖分やカロリーの過剰摂取で糖尿病になるのと同様に 自分のチョイスがもたらした状況であって、理性や摂生によって回避が出来たはずのものと解しているのだった。




人間がリスクを理解しながらも、あえてそれを冒す背景にあるのは「自分は大丈夫」というような過信や、 「指摘されるほどのリスクなどない」と現実から目を背ける姿勢、もしくは「そんな事を気にしていたら何も出来ない」という歪んだ形で据わった度胸。 そういう姿勢は脱毛症や健康問題だけでなく、金銭面から結婚相手の選択まで 人生のありとあらゆる局面での過ちを招く原因になるというのが 私がこれまで多くの人々を観察して実感してきたこと。
ということで後悔をしないためにも、早めに取り組むべきなのが脱毛症対策。 そもそも髪の毛が人間心理に与える影響は非常に大きいことは ブローが上手く行っただけでその日の気分が良くなる反面、ヘアカットに失敗すれば暫し落ち込んでしまうことなどで 誰もが経験済のこと。そんな髪の毛は自分の精神状態だけでなく、顔の印象、すなわち人に与える印象も大きく左右する重要なポイントなのだった。
誰もが髪を失う心配がない年齢の時には毎日シャンプー&ブローをして、ヘアブラシやシャンプー&コンディショナーにお金を掛けて、スタイリング剤を 何種類もトライして、髪質と髪型を良く見せることだけにフォーカスするけれど、髪の毛が減って行くことを心配し始めてからのフォーカスは脱毛予防と育毛。 そうなるとシャンプーやブラッシングを控えるようになり、逆に頭皮の血行を良くするための頭皮マッサージをして、UVライトから髪と頭皮をプロテクトし、 栄養バランスも気を配るようになり、そして育毛サプリの摂取を始めることになるのだった。




脱毛予防&育毛サプリの筆頭に挙げられるのは何と言ってもバイオティン(ビオチン)。私も長くバイオティンとコラーゲンのサプリを一緒に摂取してきたけれど、 肝臓の健康のために摂取し始めた CUBE New Yorkでも大人気のサプリ、リバー・スマートが意図せずして髪の毛に効果をもたらすことに驚いたのは、 かなり以前にこのコラムにも書いた通り。この時、髪の変化に気付く前に先ず爪が伸びるスピードが速くなったのを実感したけれど、 数週間前にこのコラムで書いたDr.シンクレアのポッドキャストでも指摘されていたのが、爪が伸びるスピードと体内のエイジングの進行具合が関連しているということ。 すなわち爪が伸びるスピードが速くなった場合は 身体の中で何かが改善されていることを意味する訳で、爪のコンディションは髪の毛と肌に最もリンクしているので、 育毛のサプリが自分の身体に合っているか、効果があるかは 頭髪に変化が起こる前に先ずは爪に現れると言えるのだった。
その意味で、私が昨今効果を実感しているのが写真上のフィナナッツライド・ナチュラル DHTブロッカー。 DHTとは脱毛の最大の要因と言われる ”Dihydrotestosterone / ディハイドロテストステロン ”のことで、DHTが体内で生み出されて毛包が攻撃されるのが脱毛症。 その最強のブロッカーと言われるのが、このサプリをトライする直前まで私が摂取を続けていたソウ・パルメットフィナナッツライド・ナチュラル DHTブロッカーにはそのソウ・ペルメットに加えて 5000㎎というハイドースのバイオティンが含まれており 育毛サプリの ”Best in the Both World”とも呼ばれるもの。 1日1錠のサプリで育毛と脱毛予防のための2つのベスト成分が摂取出来るのが大きな魅力なのだった。




私が個人的に意外だったのは、アンチエイジングの第一人者のDr.シンクレアがそのポッドキャストで、 脱毛に最も効果的な外用薬として ミノキシジルを薦めていたこと。 これまでミノキシジルというと「産毛程度しか生えて来ない」というイメージが強かったのと、副作用はさほど心配はいらなくても 「長寿を考えると使わない方が良いのでは?」と思っていたので、私自身は一度もトライしたことが無かったのだった。
でも30代、40代の友達や知り合いが 脱毛を心配して使用しているのが圧倒的にミノキシジルのプロダクト。 アメリカでは市販のプロダクトは2%か5%の含有量となっているけれど、今では安全性が立証されてきたとあって5%がスタンダードになりつつあるとのこと。 そんな友人のお薦めプロダクトが写真上のエレヴェート・ヘア・グロース・オイル。 何が特別かと言えば、このプロダクトがミノキシジルだけでなくバイオティンを含んでいる強力フォーミュラであるためで、 生えて来る髪の毛がミノキシジルだけのプロダクトよりも しっかりしていて生命力があると評価されるフォーミュラなのだった。

エイジングのプロセスでは 髪の毛が減って行って、シミやシワが増えて行くのはある程度は避けられないこと。 それを極力防ぐ手立ては やはり早い段階からの毎日のケア。 そしてそのケアもエイジングや髪のコンディションに応じてアップグレードして行かなければならないけれど、 髪の毛でそれが実践出来れば、人生の他の事においても自分の管理がきちんと出来るということ。
今年のオスカーがきっかけで脱毛症であることが世界に知れ渡ったジェイダ・ピンケット・スミスは 頭皮にステロイドを注射したこともあるそうだけれど、やはり悪化してから手を打とうとすると どんなドラスティックなことをしても無駄に終わったり、 一時的に回復するものの そのせいで更なる悪化を招く事態になりかねないのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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