ブラック・ドレス、ネイキッド・ドレス、Etc.
最新ブライダル・トレンド、”アンチ・ブライド・ウェディング・ドレス”
Published on 06/23/2023
6月と言えばブライダル・シーズンですが、2021年のアメリカの平均的なウェディング・コストは2万2500ドル。
そのうちウェディング・ドレスのコストは、既製品のドレスを購入する場合は1800〜2500ドルが平均的なお値段。
それよりも張り込んで ラグジュアリー・ドレスのカテゴリーで購入した場合は3000〜8000ドルが相場。
そしてカスタムメイドのドレスであれば 1万ドルが平均的なお値段。それがエリー・サーブ・クチュール等のデザイナー物になった場合は10万ドル以上という高額ぶり。
その一方でアメリカでは、1990年代までは 日本の花嫁のようなお色直しがなく、1枚のウェディング・ドレスを1日中着用するのが伝統でしたが、
2000年以降は、一般女性の間でも セレモニーとレセプションで異なるドレスを着用するのが ニューノーマル。昨年結婚したパリス・ヒルトンは、
ウェディング・ドレスだけで デザインを変えて3枚、その後のカジュアル・パーティーでバービー・ドールのようなホット・ピンクのドレスを着用していましたが、
今や花嫁達は、ウェディングで着用するドレスの枚数に関わらず、 より個性的で冒険的なウェディング・アウトフィットを選ぶようになって久しい状況。
特にパンデミックが開けて、家族や友人を集めた大規模な挙式やパーティー、リゾート地に出向いてのウェディングが復活してからは、
さらにウェディング・アウトフィットのレンジが広がり、様々なトレンドが生まれています。
そんな2023年のブライダル・トレンドと言われるのが ”アンチ・ブライド・ウェディング・ドレス”。
すなわち伝統的なウェディング・ドレスではなく、あえて花嫁のイメージとはかけ離れたドレス、伝統を無視したドレスを選ぶ傾向。
ここではそんな”アンチ・ブライド・ウェディング・ドレス”の10の傾向をご紹介します。
アンコンベンショナル・ミニ
ウェディングのアフター・パーティーで花嫁がミニドレスに着替えるのは珍しいことではありませんでしたが、昨今のアンチ・ブライド・トレンドで増えてきたのが、カジュアルな挙式をミニドレスで行う傾向。
それもシャツドレス、ジャケット・ドレス、ラメ・ドレス等、ミニ丈にトレーンを引いたドレス等、新しいコンセプトのミニ・ドレスが増えて来ています。
ブライダル・パンツスーツ
レズビアン・カップルが増えてからというもの、ブライダル・パンツ・スーツのラインナップが豊富になりましたが、今ではレズビアンだけでなく、ストレートの花嫁にも好まれ始めたのがパンツスーツ。
モダンで若々しい印象が好まれています。
アンコンベンショナル・パンツ・ルック
パンツ・スーツ同様に増えているのが、デザイン的に一捻りが感じられる個性的なパンツルック。ファッション性が高いスタイルが多いのがこのカテゴリーです。
ネイキッド・ドレス
アンチ・ブライド・ドレスのトレンドの目玉の1つと言えるのがネイキッド・ドレス。 ヌードのレオタードをレースで覆ったウェディングドレスは、身体のラインがシースルーで見えるので、
ちょっとドッキリさせられる演出。モデルやインフルエンサー等、ボディに自信がある女性が好んで着用するドレス。
ケープ・ジャケット & トレーン・コート
ブライダル・パンツルックに昨今増えて来たのが、トレーンを引いたロングコートやケープ・ジャケットで華やかさをプラスするスタイル。
シンプルなフォルムなだけに、仕立ての良さが重要なポイント。
No ヴェール & ケープ・ドレス
比較的 トラディショナルなイメージがあるケープ付きウェディング・ドレスも現在トレンディング。これを着用するブライドは
ヴェールをつけないのが常。その分ケープやケープスリーブが長く、その存在感がエレガントな雰囲気を演出しています。
ブライダル・パンツルック With チュチュ・スカート
和解世代のエッジーな花嫁が好んでいるのが、パンツルックにロング丈のチュチュをあしらったブライダル・アウトフィット。チュチュは取り外し可能で、
セレモニーではドレス、アフター・パーティーでパンツルックになるのがこのスタイル。
ブラック・ウェディング・ドレス
ブラック・ドレスというと、未亡人のイメージがあるのは世界共通の認識。にも関わらず昨今増えているのがブラック・ウェディング・ドレス。
それもスカートにボリュームがあるドラマティックなスタイル。 それもあって喪服と間違えられることは無いようで、ゲスト全員がホワイトを着用する
オール・ホワイト・ウェディングのドレス・コードの中で、ブラック・ウェディング・ドレスを着用するブライドも居るようです。
フェザント・スタイル & ベル・スリーブ
パンデミック以降復活したのが、ビーチ・ウェディングやカントリー・ウェディング。
若い世代を中心に 写真撮影も 自然をバックグラウンドに行うケースが増えていますが、そんなカントリー・ウェディングのマッチするのが
大きなベル・スリーブのフェザント・スタイルのドレス。エココンシャスでサステイナブルなナチュラル・ウェディングを望むブライドが選ぶ、ノスタルジックでロマンティックなスタイルです。
メガ・ボリューム・ピンク・ドレス
ブラック・ドレスがトレンディングになっているほどなので、一般的になりつつあるのがカラー・ウェディング・ドレス。
中でも最もニーズが多いのがピンクのドレス。ピンクを選ぶ女性はプリンセス願望が強いと言われますが、花嫁がピンクのシンプルなドレスを着用してしまうと、ゲストとの区別が出来ないとあって、
ピンクのドレスを着用する女性は、ボリュームのあるゴージャスなスタイルを好む傾向が顕著です。
ピンク・ドレス With 3D ディテール
ピンク・ドレスのカテゴリーで昨今増えてきているのが3Dカテゴリー。ソーシャル・メディアのウケを狙ったトレンドで、
スカートにボリュームがあると 3Dのディテールでも座り心地に影響しないと言われます。
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