June Week 4, 2023
“Skin Improving Foundation & Glow I.V.”
Botoxに頼らない肌のメーク


私が5月に日本への一時帰国をした際、滞在したホテルで 初めてメークをしようとした時のこと。
私は暗い場所でメークをするのが嫌いなので、自宅でも自然光が入るベッドルームのドレッサーの鏡を見ながらメークをするのが常。 そのため、ホテルでも窓際の鏡の前でメークをしていたけれど、ファンデーションを伸ばした仕上がりを鏡でチェックしているうちに 唖然としたのが肌のエイジングが進んでいる厳しい現実。 どうやら自宅の方がライティングのお陰で肌が遥かに若く見えていたようで、逆にホテルは肌の粗が目立つライティング。 そのギャップを見せつけられて、まず頭をよぎったのが「今からでも ボトックスを打ちに行くべき?」という考え。
実は私はもう何年も春分の日と秋分の日の時期の 年2回ペースでボトックス注射を受けてきたけれど、それを止めたのが昨年からのこと。 理由は肌が薄くなってきたのを感じたためで、実際に今やボトックスは 頬のボリュームを落として、顔を小さく見せる用途に使われるケースが増えているのだった。
私は125歳以上まで五体五感満足で生きることをライフワークにしているだけに、個人的にシワやシミよりも心配しているのが 年齢と共に顔の皮膚が薄くなること。 それをフィラーで補うことによって、造り物の顔になっているケースはアメリカの富裕層に多く、一度薄くなった皮膚のボリュームをナチュラルに取り戻す唯一の方法は 肌と身体を若返らせること。 でもそれが如何に難しいかを熟知している私としては、額や目尻、眉間の皮膚が薄くなるのを恐れて ボトックスを止める決心をしたのだった。




最後にボトックス注射をした2021年の秋分の日以降、徐々に感じていたのが目尻の笑いジワや、目の周りの小ジワが目立ち始めたこと。 それでも さほど気に留めずに過ごしてきただけに、日本のホテルで 日頃と異なるライティングで肌を眺めた時には 「こんなにシワがある顔で久々に家族や友達に会うことになるなんて…」と軽いパニックに陥ってしまったのだった。
とは言え、まずはメークをして出かけなければならなかったので、ファンデーションの上から シマ―・パウダーをアプライしたところ、 一気に改善したように見えたのが私の肌。 「ということは、私の肌が老けて見えたのは ファンデーションのせい?」と考えた私は、 一度ファンデーションを洗い流して、ノーメイクの日に使用するために持ってきたシマ―効果がある SuperGoop のティンテッド・サンスクリーン、 ”Glow Screen/グロウ・スクリーン” に 手持ちのファンデーションを少量ミックスして アプライしてみたのだった。 ちなみに ”グロウ・スクリーン”は、ヘイリー・ビーバーを始めとするセレブやインフルエンサーがこぞって普段使いに愛用する、肌にカラーと輝きをもたらすサンスクリーン。 すると10分程前に比べて 明らかに若々しく見えたのが私の肌。そのため日本滞在中は そのミックスを使用してからシマ―・パウダーをレイヤーにするのがルーティーンになったけれど、 日本滞在中からスタートしたのが 新しいファンデーション探し。
ふと考えると私が使っていたファンデーションは、ボトックス注射をしていた時から愛用していたもの。 もうボトックスに頼らないと決心したからには、それに応じたファンデーションの必要性を感じてしまったのだった。




そこで一時帰国中の時間がある時に 久々に日本のコスメティック・カウンターにも出向いて、丁寧に対応してくれるものの、追っ払うのが大変な美容部員さんの説明を聞きながら いろいろなプロダクトをトライしてみたけれど、 その中で一番使い心地が優秀だと思ったのはアルマーニのルミナス・シルク・ファンデーション。私は以前アルマーニを愛用していた時代があったので、 久々にアプライしたところ、やはり市販のファンデーションの中では使い心地も仕上がりの美しさも抜群と思ってしまったのだった。 それでも購入に至らなかったのは、シマ―効果がなかったため。
加えて 私の中では 「もっとカジュアルなファンデーションが欲しい」という思いがあって、私が探していたのは服に例えれば 体型を良く見せてくれるジャージー素材のトップ。 それに対してアルマーニのファンデーションは仕立ての良いシャツやブラウスという印象に思えて、何となく躊躇してしまったのだった。
結局、新しいファンデーション探しはアメリカに戻ってからということになったけれど、NYに戻った直後に暫し使っていなかった旅行用化粧ポーチの中から出て来たのがコサスのティンテッド・フェイスオイル。 久々にそれを使ってみて実感したのが、若々しい肌の演出には、自分自身の肌の内側からグロウが一番大切ということ。 それと共にコサスから新しいファンデーションが出ていたことを思い出したので、コサスの最新プロダクトをトライしてみようと思ったのだった。




コサスの新しいファンデーションはリヴィーラー・スキン・インプルーヴィング・ファンデーション SPF25 というネーミングで、”スキンケア・コスメ”をウリにするコサスだけに、 ファンデーションでありながら、ハリやツヤ、滑らかさの向上を含む肌質改善、保湿、プロテクション といったトリートメント効果を持つもの。 それと一緒に登場して、併用が薦められているのが、グロウ I.V.というイルミネ―ティング・スキンエンハンサー。こちらはヴィタミン配合で、肌にネーミング通りの きめ細かいグロウを肌にもたらすプロダクト。 下地になるのはもちろん、ファンデーションやモイスチャーライザーと混ぜて使うことも出来る上に、ハイライターとしての部分使いにも適しているのだった。
現時点で私が気に入っているのが この2つを手のひらでミックスしてアプライするメークで、 自分のナチュラル・スキンのベター・バージョンを実現しながら、肌の粗をイルミネート効果が艶やかにカモフラージュしてくれる仕上がり。 マットに肌を覆いたい人にはお薦め出来ないけれど、私は以前から 「ある程度年齢を重ねて来ると、メークはすればするほど 崩れるし、老けた肌に見える」という考えで、 メークよりもスキンケアを重んじるポリシー。 自分の肌とは生きている限り付き合い続ける関係なので、今だけ若干若く見せることよりも、負担を掛けずに守りながら、大切にすることが最優先。 そうなると紫外線を含む外的環境から守り、肌がストレス無しに呼吸が出来るケミカル・フリーのライト・カヴァレージのメークは もはやノーチョイスで実践するべき義務。
特にグロウ I.V.は肌に若々しく 健康的な 艶と輝きをもたらしてくれる心強い武器で、その肌にモイスチャーライジング・マルチ・グロウ・バームでカラーを加えるのが今の私の ”Go To Make” 。 全行程が10分以下でも、1日中崩れないので、ライフセイバー・メークでもあるのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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