今時、大人でも知っていると役立つ 15の ジェンZ スラング
Published on 05/18/2023
スラングは常に存在してきたものであるものの、ソーシャル メディアの台頭により スラングとその広がり方が大きく変化を遂げたのが過去10〜15年のこと。
そしてスラングがウェブスターの辞書に掲載されるスピードもどんどん速くなっているのがここ数年。
スラングは、略語やアフリカ系アメリカ人が使っている言葉から生まれるケースが多かったのがこれまでですが、
昨今増えているのは、既存の単語がスラングとして別の意味合いで使われるケース。
ジェンZことジェネレーションZが、社会に出始めてからというもの 現在使われるスラングを生み出しているのは もっぱらジェンZ世代。
そのためベビー・ブーマーやジェネレーションX、ミレニアル世代が生み出したスラングがどんどん使われなくなる傾向も顕著。
またジェネレーションZ世代は、 感情の起伏をトーンダウンするために、
”No” の代わりに ”Nauu”と わざとオーストラリア・アクセント(訛り)で話すなど、スラングとは別に話し方を一捻りするする世代。
ここではそんなジェンZ英語に対応するに当たって、大人でも知っていて役立つ15のスラングをご紹介します。
"Slay / スレイ"
意味:特筆すべき状態や、優秀な物、状況、アチーブメントの誉め言葉。日本語の「凄い」に置き換えられるような言葉。
例文: "Her performance was a slay." 、"Slay, girl!"
"Era / エラ"
意味:テイラー・スウィフトの最新ツアーのネーミングが ”Era Tour”ですが、"Era"とは本来は時代を意味する言葉。スラングでは 何等かのアクティビティや食べ物などと
結び付けて、それに夢中になっている時期を意味します。日本語の”マイブーム”と同じような使い方。
例文: "I'm in my fitness era. I run 5 days a week now."、"I'm in my chocolate era forever."
"Gatekeeper / ゲイトキーパー"
意味: ”ゲイトキーパー”は本来は門番であるけれど、スラングでは 口が堅い、もしくは自分を語らない人物。ソーシャル・メディアでプライバシーを決して公開しない人。プライバシーを重んじる人。
例文: "He wouldn't tell me the secret. He's such a gatekeeper."
"Menty b / メンティ B "
意味:カーディー B.のようなラッパーや、メンソールのプロダクトを創造しがちな言葉であるものの、実際にはMental Breakdown、すなわち精神錯乱の略。
例文: "She's having a serious mental b."
"Situationship / シチュエーションシップ"
意味:お互いのメリットに応じて一緒に時間を過ごすだけで、恋愛感情が介在しない カジュアルな交際関係。真剣な交際を意味する”Relationship/リレーションシップ”の対義語と言えるスラング。
必ずしも合意の上の関係とは限らず、時に片側だけにしかシチュエーションシップと思っていないケースもあります。
例文: "We haven't talked about our feelings or love. It's just a situationship."
"Fit check / フィット・チェック"
意味:フィット・チェックはフィトネス・レベルのチェックでもなければ、服のフィット具合のチェックでもなく、自分がその時々に着用している服のデザイナー・ブランドをアナウンスすること。
TikTokのようなソーシャル・メディア上でインフルエンサーがデザイナー・ブランドを着用する度に行っているのがフィット・チェック。
例文: "I need to do a fit check before I leave for the party."
"rizz / リズ"
意味:チャーミング、セクシー、もしくはライカブルな人物。”リズ”は”カリスマの略で、英語の発音は”カリズマ”、しかも”リズ”にイントネーションを置くいて”カリズマ”と発音するので
こうした短縮形が生まれます。ソーシャル・メディア・インフルエンサーのカイ・セナットがそのデート・ビデオで2021年から頻繁に使うようになったことからジェンZの間で一気に広まった言葉。
例文: "That guy has rizz ? he can get any girl he wants!"
"Touch grass / タッチ・グラス"
意味: ソーシャル・メディアやゲーム、仕事等で、コンピューターやスマートフォンのスクリーン・タイムが長いに奨励するブレーク。草や芝生に触れるような外に出るアクティビティがたまには必要という意味合い。
例文: "He's been gaming all the time lately, he needs to touch grass."
"Lit / リット"
意味: リットとは火をつけること。そこから想像できる通り、ハイ・エナジーで盛り上がった状態。加えてアルコールやドラッグでハイになった状態を指すケースもあり。
例文: "That concert was so lit." , ”I got totally lit last night."
"Toxic Positivity / トキシック・ポジティビティ"
意味:悩んでいる人や苦しんでいる人に同情せず、無神経なほどポジティブなバイブを押し付けたり、空虚な励ましをする人。
例文:”I lost my job, my friend with toxic positivity said “everything happens for a reason.” She doesn't know how to be empathetic.”
"Vibe check / バイブ・チェック"
意味:人の雰囲気やムード、ソーシャル・メディアのポスト等から、その時々の人の様々な状況(経済状態、恋愛関係等)、もしくは人柄をジャッジすること。通常は
計画性など無しに、気まぐれ、偶然、たまたま友人や知人の状況をチェックすることですが、初対面の人の印象、もしくはソーシャル・メディア・ポストから その人物について判断する意味合いもあります。
例文:"I met her new boyfriend and he did not pass the vibe check."
"living rent free in someone's head / リヴィング・レントフリー・イン・サムワンズ・ヘッド"
意味:主にネガティブな思いや感情、恐れ、特定の人物等が頭の中から離れない状況や強迫観念を指す言葉。かつての恋人、リベラル派にとってのトランプ大統領、
保守派やトランプ氏にとってのヒラリー・クリントン、トラウマ的な出来事等がその好例。精神が弱いGen Zの間では
「I'll living rent free in your head forever」という状況に追い込むのは最大のリベンジと言われるほど。時折ヘッドの代わりに”Mind / マインド”が用いられるケースがアリ。
そしてごく稀に「この思い出(あなたの事)は、自分の心に永遠に生き続けます」というポジティブな意味でも使われます。
例文: "Donald Trump is living rent free in liberals' head even after he left White House.”
"Spilling tea / スピリング・ティー"
意味: 直訳すれば「お茶をこぼす」であるものの、スラングでは他人の噂話やゴシップ、特にニュース性の高い秘密の話をすること。”tea”という言葉だけでゴシップ、スクープという意味があります。
例文:
A:"She just told me all about her breakup." B:"Spill the tea, please!"
"bop / ボップ"
意味: Great Song、クールでホットな楽曲。
例文: “What’s the song playing right now? This is a bop!”
"Main character / メインキャラクター"
意味: 自己中心、自己陶酔型の性格。 類義語に”Drama Queen / ドラマ・クイーン”があるけれど、こちらはトラブルやハプニングが起こった時に悲劇のヒロインやドラマ主人公として振舞うのに対して、
メイン・キャラクターは日常生活全般で他人の注目を集めたがるキャラクター。この言葉を用いた"Main character syndrome / メインキャラクター・シンドローム"も
このキャラクターを持つ症状として使われる言葉です。
例文: "She won't stop talking about herself. She thinks she's the main character."
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