Ron's Secret Weapon!? Casey DeSantis
ロン・ディサンティスが2024年大統領選挙を戦う秘密兵器!?、
妻 ケイシーのキャリア、人柄、美貌とそのファッション・センス

Published on 06/2/2023



5月24日午後6時からトラブルに見舞われながら、ツイッター上で2024年大統領選挙への出馬表明をしたのがフロリダ州知事、ロン・ディサンティス(44歳)。
現在トランプ氏に次いで、共和党候補者としては第二位の支持率を集めているサンティス氏ですが、彼のシークレット・ウェポンとして呼び声が高いのが彼の妻、 1980年6月26日生まれ、現在42歳のケーシー・サンティス。
オハイオ州出身で、チャールストン大学を卒業後、フロリダのローカル局でキャスターになった夫人は、地元では最も知られるTVジャーナリストの1人で、ディサンティス氏と結婚したのは2009年のこと。 2人の間には、マディソン(6歳)、メイソン(4歳)、マミー(2歳)という女児2人、男児1人の子供を設けています。
ケーシー夫人は2019年に38歳にして、フロリダ州史上最年少のファースト・レディ(州知事夫人)となりましたが、2年後の2021年10月には乳がんの診断を受けたことを発表。 しかし翌年3月にはがんを克服しており、以来乳がんのチャリティに熱心に取り組む様子が伝えられる存在。 家族で乳がんを乗り越えたイメージでディサンティス氏の支持率アップにも貢献しています。
ここでは夫人のビューティー、ファッション、パーソナリティやその評判についてのメディアの報道を纏めてご紹介します。



ニュース・キャスター、モーニング・ショーのアンカーとしてフロリダ市民に知られるようになったケーシー夫人のキャリアは、ゴルフ・チャンネルの番組「PGA Tour Today」でスタート。 そしてディサンティス氏と出逢ったのもゴルフ・コースでのこと。 写真上右の「ファースト・コースト・リヴィング」ではトークショー・ホスト的な役割も果たし、この頃から腕や肩を露出したフェミニンなファッションが目立つようになっています。


ファッションについては後に詳しくご紹介しますが、ディサンティス氏がフロリダ州知事に就任してから、子供達を含めたファッションに更に気を配るようになったのがケイシー夫人。 しかしこの頃から、その笑顔のアピールとは裏腹にスタッフに対する厳しい態度で知られるようになり、元スタッフは夫人の性格を「パラノイア」、「執念深い」と表現。 決して穏やかで親しみ易いファースト・レディではないことが証言されています。しかし元ニュースキャスターとあってカメラの前での笑顔やイメージ作りの完璧さ、 スピーチの上手さは評価されています。


学校教育現場でLGBTQの存在を教えたり、子供達がLGBTQであることを自覚することさえも真っ向から否定するディサンティス夫妻は、44歳と42歳という政界では極めて若いカップルながらも そのポジションは極めてコンサバの超右寄り。夫婦ともに妊娠中絶反対派で、ディサンティス氏は 妊娠から6週間以降の人口中絶禁止をフロリダ州で進め、大統領就任後に目指しているのはその国レベルでの法令化。 加えてライセンス無しに銃を持ち歩ける法案を積極的に進めるなど、スクール・シューティングが多いフロリダ州ながらも、夫婦共々、銃規制には全く興味を示さないポジション。
州知事選挙キャンペーンの元スタッフによれば、夫人は「スコア・キーパー」。すなわちスタッフに点数を付けて評価するようなジャッジメンタルな性格とのことで、特に一度でも失態を演じると 決して信頼してもらえない厳しさがあるとのこと。”サンシャイン・ステート”とニックネームされるフロリダのイメージとは異なる厳格なファースト・レディと言われます。


With Tramp...

2018年にフロリダ州知事に初当選した際に、当時のディサンティス候補を猛烈にプッシュしたのがトランプ氏。 トランプ氏が後に語っている通り、当時のディサンティス氏はトランプ氏の後押し無しでは勝利は考えられなかった状況。 トランプ氏の応援によって戦況を巻き返しての当選でしたが、その4年後にはトランプ氏のサポート無しでも 歴史的な圧勝で再選を果たし、2024年の大統領候補として注目されるようになったのがディサンティス氏。 この頃からトランプ氏との不仲が伝えられるようになっています。
写真上の撮影時はトランプ氏が71歳、メラニア夫人が48歳、ディサンティス氏が39歳、ケーシー夫人が37歳。 トランプ氏とは30歳以上年齢が若いディサンティス氏ですが、体型はかなり似通っている印象です。



2016年の大統領選挙の際、トランプ氏が当時の共和党ライバル候補、テッド・クルーズ上院議員の妻を「醜い」と批判したことが物議を醸しましたが、 トランプ氏がディサンティス候補を熱心に後押しした理由の1つと言われるのが、美人を好むトランプ氏がケーシー夫人のルックスを気に入ったこと。
実際にケーシー夫人のルックスは、かつてトランプ氏のお気に入りだったモデル出身の女性スタッフ、ホープ・ヒックス(写真上、中央の枠内)に似ているとの声もトランプ陣営から聞かれていました。 しかしトランプ陣営スタッフはケーシー夫人がかなり苦手だったようで、夫人を「Lady Macbeth/マクベス夫人(夫以上に野心的で、その権力欲に溺れたシェイクスピアのキャラクター)」と呼んで、恐れたり、からかったりしていたことが伝えられています。


ケーシー VS. メラニア

写真上は、メディアで比較された2人の類似スタイル。左側のケーシー夫人は2019年1月にディサンティス氏がフロリダ州知事に初就任した際の就任式でのスナップ。 メラニア夫人は2017年1月のトランプ氏の大統領就任式でのスナップで、メラニア夫人が着用したのはラルフ・ローレンのノースリーブ・ドレスとボレロ・ジャケットのアンサンブル。
右側はケーシー夫人が2023年のディサンティス氏の再選就任式で着用したアウトフィット。メラニア夫人のアウトフィットはトランプ氏の大統領任期中の外出で着用したデザイナー物のケープとコントラスト・カラーのドレス。
両者を比較すると、メラニア夫人の方が高額のデザイナーを着用しているとあって、素材から服のカットまでが格段にベター。しかし、その高額ぶりも手伝って、アメリカ国民には全アピールしなかったのが、メラニア・ファッション。
現時点ではアメリカのファッション市場に最もインパクトをもたらしたファースト・レディは、デザイナー物とJ・クルーのようなカジュアル・ブランドを着用して、注目を集めたミシェル・オバマ夫人。 ミシェル夫人もケーシー夫人同様、両腕を出したファッションで知られましたが、ケーシー夫人が細腕なのに対して、ミシェル夫人は筋肉質な長い腕がトレードマークになっていました。
性格的にはメラニア夫人が政治やファースト・レディとしての職務に無関心で、やる気の無さを指摘されていたのに対して、ケーシー夫人はやる気満々のコントロール・フリーク。 自分より10歳以上若いケーシー夫人がファッションで注目を集めるようになってきたことは、メラニア夫人にとっては2024年の大統領選挙を夫と共に戦うモチベーションになるだろうと予測されています。


ビューティー・チェック

写真上、中央はTV「ファースト・コースト・リヴィング」に出演時代のスナップ。この頃は女優、デボラ・メッシングの若い時代に似た印象。 目元を強調したナチュラル・メークを貫いています。
髪型も一貫してボリュームを持たせたロールヘアで、フロント・ヘアが顔に掛からないスタイルを保って 美しい顔立ちを全面的にアピールしています。


写真上、こちらも中央がTV「ファースト・コースト・リヴィング」に出演時代のポートレート。政治家夫人になってからは派手なネックレスをつけなくなり、ヘアも若干ダークで、眉もはっきり描くようになっています。
キャスター時代に培ったカメラ写りのセンスと、人前で気を抜かない姿勢、明確な語り口は、「英語が話せない」と批判され続けたメラニア夫人に比べると大きなアドバンテージになっています。


徐々に話題を集め始めたケーシー・ファッション

ケーシー夫人のファッションが注目されるようになったのは、2022年にロン・ディサンティスがフロリダ州知事に再選された際。それまでは全身のファッション・スナップが極めて少ないことからも分かる通り、 関心を集めることは無かったのが彼女のスタイルが。
写真上、左は2022年のフロリダ州知事選挙で圧勝の再選を果たし、勝利挨拶に登場した際のイヴニング。このオケージョンでは極めてオーバー・ドレスアップと言えるドレスでしたが、そのインパクトは強烈。 左から2番目は、再選の就任式でのアウトフィットで、ジャクリーヌ・ケネディ夫人を意識したと言われたケープ付きのドレス。この2枚で、ファッション・メディアがケーシー夫人のスタイルに徐々に注目するようになりましたが、 ファッション業界はLGBTQコミュニティと深く関わる世界。そのため 米国ファッション業界にことごとく嫌われたメラニア夫人同様、LGBTQを差別するケーシー夫人に対してもドレスを提供するデザイナーが殆ど現れないことが予測されています。
ロン・ディサンティスは「もし自分が民主党の政治家だったら、妻は今頃ありとあらゆるファッション誌のカバーを飾っていたはず…」と語り、ファッション&メディア業界の共和党差別に抗議しています。



写真上、左は2009年のウェディング・フォト。夫人曰く、この時の海軍ユニフォームのディサンティス氏は「トップ・ガン」のトム・クルーズのようなハンサムだったとのこと。2人が結婚したのは皮肉な事に、現在ディサンティス氏と火花を散らす対立を続けているディズニー・ワールド。この戦いはディズニーが ディサンティス氏が法令化した LGBTQコミュニティ差別の「Don't Say Gay」法に抗議したことからスタート。ディサンティス氏は報復として フロリダ州最大企業かつ雇用主であるディズニーに与えていた税制のメリットを剥奪するなど、その対立は泥沼化の一途。
中央はデイジーをプリントしたモノトーンのドレスで、ノースリーブにAライン・スカートという 夫人が好むシルエット。写真右は日本を訪問した際に見せたアジアを意識したパンツ・スーツ。


写真上、左のゴールドのドレスは2022年の州知事就任の晩餐会でのドレス。中央はホワイトハウスで行われた晩餐会に夫と出席した際のスナップ。写真右でもつけているロング・グローブは 政治家の妻として派手なジュエリーがつけられない夫人のお気に入りのアクセサリー。


写真上は、ブルー系を着用するケースが多い夫人のワードローブ。右から2番目はシルエットと言い、デザイン・ディテールと言い、時代遅れで、かなり垢抜けない印象のドレス。 ここでも夫人がほっそりした両腕を露出するスタイルが目立っています。


写真上はどちらも真っ赤なイヴニング・ガウンで登場したケーシー夫人。左側のドレスは、夫人のボディにフィットしておらず、オーバーサイズ気味。 ディサンティス氏のタキシード姿もファッションの感度の低さを露呈。右側のドレスはボディにフィットしているものの、ディサンティス氏に比べるとオーバー・ドレスアップの傾向がここでも顕著。
ファッション業界は夫妻が若いだけに、夫婦共々もう少しファッション・センスを磨くべきという意見を持っているようです。


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