Cool & Fun Outfits Serena Williams Has Ever Worn on the Court
コート・ファッションの女王、セリーナ・ウィリアムスの
アドヴェンチャラス & レジェンダリー・テニス・アウトフィット

Published on 9/2/2022



2022年のUSオープンを最後に引退を表明したのが現在40歳のセリーナ・ウィリアムス。
1995年に14歳にしてプロ・デビューを果たしたセリーナは、1999年17歳にしてUSオープンに優勝。 以来 歴代第2位のグランドスラム・タイトル23勝(1位はマーガレット・コートの24勝、オープン・トーナメント時代に入ってからではセリーナが最多記録)を収め、 今回のUSオープン前までのキャリア・レコードは856勝154敗、勝率84.7%。メジャー4大会では365勝を収めて、これはもちろん史上最多記録。 ちなみにセリーナを相手に最も数多く勝利を収めたプレーヤーは姉のヴィーナス・ウィリアムス。シングルス・マッチで妹に対して49勝を収めていますが、 セリーナは対ヴィーナス戦では73勝を収め、勝率59.8%となっています。

オン&オフ・コートで人種差別や性差別と戦い続けて来た彼女は、特に黒人女性にとってはビヨンセやアレサ・フランクリン、黒人女性初の総務長官コンドリーザ・ライスよりも 自信とインスピレーションを与えて来た存在。セリーナはビジネス・ウーマンとしても知られ、総額9500万ドルの賞金に加えて、ナイキやJPモルガン・チェースなど数々の広告出演や自らのビジネス、投資会社の設立で 個人資産は約2億5000万ドル。
セリーナは自らファッション・ブランドを経営しているほどファッション好きでもあり、これまでコート・ファッションで様々な話題を提供してきた存在。 かつてはメジャー大会で最もドレスコードに寛容なUSオープンで、毎年のようにセリーナが新しいスタイルにチャレンジしていましたが、 やがては全ての大会でテニス・ウェアの概念をどんどん覆していったのが彼女。
以下ではそんなセリーナ・ウィリアムスがその27年間の輝かしいキャリアの中で着用した話題のウェア37枚+番外編をご紹介します。




写真上、左側2枚は2002年のUSオープンの際に、その大胆さが大いに話題となったキャットスーツ。この頃のウェアはPUMAと契約。 このウェアがきっかけで、セリーナのコート・ファッションに注目が集まるようになっています。
右側2枚は2006年のUSオープンのアウトフィットで、ファッションエディターには好評な1枚。 大きなダイヤ入りフープ・イヤリング、ダイヤのテニス・ネックレスをしてのプレーも話題になっていました。



写真上は全て2004年のUSオープンでのスタイルで、ストリート・ファッションにインスパイアされたスタイルで、 セリーナはグランドスラム大会で初めてデニムを着用したプレーヤーになっています。 この時はナイト・ゲームで鋲打ちをしたブラック・ドレス、デイゲームでタンクトップとデニム・スコートで登場。 マッチング・ジャケットは写真左のブラックのものと、デニムのものが製作されていました。
このスタイル以来、女子プレーヤーが以前よりも冒険的なコート・ファッションを着用するようになっています。



写真上左は2013年のUSオープンのウェア、左から2番目のレギンスを合わせたスタイルは2017年のオーストラリア・オープンで話題になったアウトフィットですが これは当時妊娠中であったためのウェアのチョイス。彼女が妊娠を発表したのは決勝で姉のヴィーナスを破ってチャンピオンに輝いてからのことでした。
右から2番目は2004年のマイアミのトーナメントのウェアですが、ウエストにメタリック素材をあしらったこのドレスは セリーナがナイキの契約プレーヤーとして着用した記念すべき第一号のアウトフィット。
そして一番右は2014年のソニー・エリクソン・トーナメントで着用したスタイル。



写真上は左2枚は2013年のフレンチ・オープンで優勝を収めた際のドレス。
右側2枚は2004年のフレンチ・オープンでのアウトフィットで、この時代に既にクロップ・トップ&ローライズ・スコートで登場。



写真上は2014年のUSオープンで着用したレオパード柄のアウトフィット。 USオープンで、デイ・ゲームとナイト・ゲームでそれぞれ異なるウェアを着用するようになった初めてのプレーヤーがセリーナ。 この年はピンクがナイトゲームと決勝、ホワイトがデイゲーム用で、 決勝でキャロライン・ウォツニアッキをストレートで下して、3年連続のチャンピオンに輝いています。



写真上左側2枚は、2015年のオーストラリア・オープンのカラフルなスタイル。 オーストラリア・オープンはグランドスラム大会の中でも「ハッピースラム」と呼ばれるだけあって、セリーナが 明るいカラーを着用する傾向にある大会。
写真上右側は2020年のオーストラリア・オープンでのスナップで、珍しくプリント素材を着用しています。




写真上左側2枚は2014年のオーストラリア・オープンで着用したウェア。 マッチング・ジャケットをブレザーにしているのが新鮮なスタイル。
写真上右側2枚は2016年のオーストラリア・オープンでのアウトフィットで、目が覚めるようなレモン・イエローが ブルーのコート上に強烈なインパクトを与えていました。



写真左2枚は2015年にウィンブルドンに優勝した際のシアー素材のドレス。右側2枚は2019年のウィンブルドンで 準優勝に終わった際のアウトフィット。
セリーナの場合シアー素材、カットアウトといったファッション・トレンドがそのまコート上に持ち込まれ、 ファッションを優先してもパフォーマンスには影響しないところが、数あるプロアスリートの中でGOAT(Greatest of All Time)として 賞賛されるポイントになっています。



写真上、左2枚は2016年のフレンチ・オープンのウェア。この段階でもカットアウトを着用していますが、2019年のウィンブルドンの方が 露出度が増えていて、こちらはプリーツ・スカート。フレンチ・オープンのクレイコートとコントラストが美しいカラー。
右側は2018年の同じくフレンチ・オープンで着用したキャットスーツ。キャットスーツはセリーナのキャリアの中で象徴的なウェアになっています。



写真上左側のレッドのウェアは2020年のUSオープンのナイト・ゲーム用のもの。中央と右側は2004年のUSオープンのウェアで、フューシャがデイタイム・マッチ用、 ネイビーとグリーンのものがナイトゲーム用。



写真上の左側はUSオープンの2019年のウェアで、パープルにブラックのカラー切り替えがベルトのようにウエストに入ったデザイン。 右側は2020年のデイタイム・ゲーム用のウェア。



写真上は共に2016年のUSオープンのウェアで、ホワイトがデイ・ゲーム用、ブラックがナイト・ゲーム用で、 スニーカーもウェアのカラーにコーディネートして、ブラックのウェアにはブラック&ピンクのスニーカーになっていました。




写真上は左と中央が2019年のフレンチ・オープンの2ピースのウェアとジャケット。エスニック調にも見えるパターンには Championといった文字が入っています。右側の2トーンのライム・グリーンのウェアは2021年のフレンチ・オープン着用したワンピース。



写真上、左と中央は、2021年のウィンブルドンのセンター・コートに登場した際のアウトフィットで、 コートへの入退場時にはトレーンを引いたオーバースカートとジャケットで、観客からのフラッシュを浴びていました。
右側は2016年のウィンブルドンで着用したウェアで、この時は見事チャンピオンに輝いています。



写真上、左と中央は2021年のオーストラリア・オープンで着用したカラフルなキャットスーツ。片足がショーツ丈になっている アシメトリー・デザイン。
右側は2016年、BNPパリバ・トーナメントで着用したスカイブルーの2ピース。この年のオーストラリア・オープンで着用した レモン・イエローのウェアの色違い。



写真上、左と中央は今は亡きヴァバージル・アブローのブランド、オフ・ホワイトと毎期のコラボレーションでクリエイトされたワンショルダー、チュチュ・スカートのウェア。 ブラックがナイト・ゲーム用で、ラヴェンダーがデイ・ゲーム用。
右側は2019年にオーストラリア・オープンで着用したミント・グリーンのショート・キャットスーツ。



写真上は2022年USオープンのアウトフィットで、フィギュア・スケーターの衣装にインスパイアされたウェアで、ナイトゲームで着用することから星空をイメージしたクリスタルが全体にあしらわれています。 スカートおの部分は布が6枚のレイヤーになっていますが、これはセリーナが過去6回全米オープンに勝利していることにちなんだ数。 シューズはカスタムのPE ナイキ・コート・フレア2で、 セリーナ・ウィリアムス・ジュエリーとのコラボで、ブラック・セラミックに400個の本物のダイヤをハンドセットであしらい、ゴールドのデュプレが靴紐にあしらわれています。
ウェアとマッチしたジャケット、オーバースカート、バッグも製作されており、客席でセリーナを見守った4歳になる娘、オリンピアもお揃いのアウトフィットを着用していました。


番外編! セリーナのレッド・カーペット、ウェディング、アワード・イベント・ファッション


写真上、左は2015年のウィンブルドン・チャンピオン・ガラに女子シングルス・チャンピオンとして登場した際のフルレングス・ドレス。
写真上中央と右側は共にセリーナが夫、ビリオネアのアレクシス・オハニアンとのウェディングで着用したドレスで、 セリーナは3枚のウェディング・ドレスを着用しましたが、いずれもアレクサンダー・マックイーンの作品となっていました。



写真上、左は2015年のグラマー・マガジンが選ぶウーマン・オブ・ジ・イヤー・アワードのレッド・カーペット上でのファッション。左から2番目は セリーナの友人、メーガン・マークル&ハリー王子のウェディングに夫と共に参列した際のファッション。
右から2番目は2019年のMetガラにヴァバージル・アブローのドレスと、オフ・ホワイト&ナイキのコラボ・スニーカーで登場した際のスナップ。 一番右は2015年のヴァニティ・フェア主宰のオスカー・アフター・パーティーでのスナップ。セリーナはプロアスリートでありながら、 オスカー・アフター・パーティーには毎年のように招待されています。


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