コーヒーブレークの会話に役立つ、
コーヒー”豆知識”、20のFun Factをご紹介
Published on 10/19/2023
アメリカには、ナショナル・ドーナツ・デイ、ナショナル・ピザ・デイ、ナショナル・カップケーキ・デイと毎日のようにフード関連のナショナル・デイがあり、
それぞれの日には関連ビジネスが無料でそのフードをサーヴィングするのが一般的。
そんな中で最もアメリカ人に歓迎されるのが9月29日のナショナル・コーヒー・デイ。
毎朝、お金を払って買っているコーヒーが無料になるとあって、得した気分になる人が多い日ですが、
アメリカの成人の63%が毎朝飲んでいるのがコーヒー。
コーヒーはカフェインの影響を危惧する意見もある中、健康へのメリットも認められているとあって、
最もメディアで取り上げられる回数が多い飲み物。
ここではそんなコーヒー情報の中から、コーヒーブレークの会話に使える ”コーヒーの豆知識”と称して、
20のFun Factをご紹介します。
1. コーヒーは世界第2位の貿易商品である
世界で取引されるコーヒーは年間で1000億ドル。それを上回る貿易商品はもちろん原油です。
2. コーヒーは全世界で、1日平均で約22億5,000万杯消費されている。
3. 世界で最もコーヒーを消費している国は意外にもフィンランド。コーヒーを最も輸出している国はブラジルである
平均的なフィンランドの成人は年間1人当たり 125キログラムのコーヒーを消費しています。これに対してアメリカ人は年間1人当たり 5キログラムの消費となっています。
ブラジルは過去150年に渡って世界のコーヒー生産の3分の1を担っており、世界第2位のコーヒー生産国は現在ヴェトナムです。
4. コーヒーには目を覚ます効果はない
コーヒーは眠りを誘うホルモンをブロックする働きがあるので、徹夜の作業など、目を覚まし続けるために飲むのは適しています。
コーヒーに目覚まし効果があると信じている人には、プラシーボー効果もあるようです。
5. 朝コーヒーを飲むのは、脳の活性化に役立つ
コーヒーには、短期記憶と集中力に関係する脳の部分を活性化する働きがあり、その効果が最も望めるのが朝、1日の始まりに飲むコーヒー。
コーヒーで目が覚めると思えるのは、脳の活性化効果を目覚まし効果と捉えているのが実情。また朝のコーヒーには排便効果もあります。
6. コーヒーを定期的に飲むと、がん、心臓病、アルツハイマー等の病気のリスクが軽減され、長寿に繋がる
脳卒中や心不全、2型糖尿病、前立腺がん、肝疾患からも保護され、しかも自殺のリスクも軽減すると言われるのがコーヒー。
特に1日2杯のコーヒーで、アルコール関連肝硬変のリスクが42%も軽減できます。
7. コーヒーは1500年代にエチオピアのヤギ飼いによって発見された
エチオピアのヤギ飼いは、ヤギがコーヒーの実を食べると エネルギッシュで活発になり、夜に眠らなくなる様子に気付き、地元の修道士と共にコーヒーの実でドリンクを作ってみたところ、
修道士たちは 一晩中無理なく祈り続けることが出来るようになったとのこと。やがてエチオピアの僧侶の間でコーヒーが広まり、その後全世界に伝わったと言われます。
8. コーヒーは豆ではなくベリー(もしくはチェリー)の種である
”コーヒー・ビーン”、”コーヒー豆”と呼ばれるのは形が似ているのでついたネーミング。
コーヒーの焙煎が始まる前には、人々はコーヒーの実を食べてたり、ジュースにして飲んでいたとのこと。
9. コーヒーには利尿作用がある
コーヒーやカフェイン入りのドリンクには穏やかな利尿作用があり、腎臓から余分なナトリウムと水分を尿として体外に排出させます。
ですが脱水症状になるほどではありません。前述のように朝の排便効果もあるので、朝のコーヒーを紅茶に替えただけで便秘になるケースがあります。
10. フレンチプレス等で淹れた無濾過コーヒーは コレステロール値の上昇に関連すると考えられている
未だ医学的根拠は薄いようですが、コレステロールを危惧する人はフィルターを使ってコーヒーを淹れた方が良いかもしれません。
11. アメリカではコーヒーのことを「A Cup of Joe」と呼ぶ
ジョーという名前は、「GIジョー」、「アヴェレージ・ジョー」といった言葉にも等にも用いられるように平均的な米国人男性を指す言葉。
「A Cup of Joe」はコーヒーが素朴で普遍的な飲み物という表現と説明されています。
Joeの女性版に当たる名前はJane/ジェーン。ちなみに、Joeと共に一般的なJohnという名前は、アメリカ英語では買春をする男性という意味を含んでいます。
12. コーヒーはクリームを入れると温かさが 20%長く持続する
暖かさは保てても、クリームを入れた途端に 0〜1カロリーだったコーヒーに、余分なカロリーと脂肪分が追加されます。
13. エクササイズ前にコーヒーを飲むとより多くのカロリーが燃やせる
コーヒーにはメタボリズムをアップする効果があります。したがって、エクササイズの前に1杯のコーヒーを飲むとカロリー燃焼効果が高まります。
14. ストレスを感じているときはコーヒーを飲むのは避けるべき
ストレス・レベルが高い時だけでなく、睡眠不足をコーヒーで紛らせ続けると、幻覚を見たり、被害妄想に陥ったり、思い違いをするリスクが高まります。
15. 全世界の2500万人が、コーヒーの中小生産者として生計を立てている
コーヒーは需要が大きいとあって、安定した雇用と収入を生み出す農産物。
それとは別に 2023年の段階でアメリカ国内だけで、スターバックス等のコーヒーチェーン、コーヒーショップが92万2,246人の雇用を生み出しています。
16. コーヒー1杯には約95rのカフェインが含まれている
カフェインの量は意外にもディープ・ローストでもライト・ローストでも殆ど同じであることが指摘されています。
17. アメリカ食品医薬品局の規定により、ディカフェはカフェインが97%以上除去されたコーヒーである
メーカーやブランドによって差はあるものの、ディカフェのコーヒー1カップには 2〜15rのカフェインが含まれています。
18. コーヒーのオーバードースで死亡するには、体重70キロの人で70杯のコーヒーを一定時間内に飲む必要がある
身体の大きさや性別によりますが、カフェインの致死量は5000〜1万ミリグラムと言われます。
死に至らなくても、カフェインを過剰摂取すると不整脈、動悸、発作、脳卒中のリスクが増加します。
カフェインを完全に体内から除去するには最低1日が掛かります。
19. アメリカ人は年間1092ドルをコーヒーに費やしている
これは1ヵ月に92ドル、毎日3ドルを使っている計算。アメリカ国内で1日に消費されるコーヒーは4億カップ。年間で1460億カップ。
それでもアメリカは1人当たりのコーヒー消費量は世界で25位。アメリカ人がコーヒーよりも多額のお金を払っていると同時に、アメリカで最も消費されるドリンクはボトルド・ウォーターです。
20. コーヒー豆を1粒を栽培するには約37ガロンの水が必要
これは350mlのコーヒー1杯を生み出すために、4920リットルの水が必要ということ。
すなわちコーヒーは環境の見地からは、あまりサステイナブルとは言えないプロダクトになっています。
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