Trending Workout in 2023
”Rucking” & ”10/10”

2023年の憧れのボディはスリムよりも強い肉体!?、
トレンディング・ワークアウト、”ラッキング” & ”10/10”

Published on 10/26/2022


2023年にメガ・ブレークしたものと言えば、チャットGPTとオゼンピック
特にダイエット処方箋薬 オゼンピックは、イーロン・マスクやキム・カーダシアン等のセレブリティが服用して、あっという間にウェイトを落としたことで一躍有名になっただけでなく、 今や食料品、外食産業、ダイエット企業の売り上げを減少させる影響力。 それだけでなく、脂肪吸引や胃のバイパス手術をする人々も激減したことが伝えられていますが、オゼンピックはエクササイズの世界にも影響を与えていて、 それは何かと言えば、痩せようと思ってワークアウトをする人々が減ってきていること。 手っ取り早く痩せたい人にとって、オゼンピックは最短かつ、極めて楽な手段。
今、苦しい思いをしてワークアウトを熱心に行っているのは、健康や強い肉体を求めている人々。 すなわち体脂肪を落とすよりも 筋肉をつけたい人々で、2023年にトレンディングになっているワークアウトは 以前に比べてハードコア。
近年のトレンディング・エクササイズと言えば、パンデミック中はバイク・マシーンのペロトンのような在宅ワークアウト、その後は超高額ピラテス・スタジオ、 TikTok等のソーシャル・メディアで拡散された 12-3-30ワークアウト(トレッドミルを12%の上り坂にして時速3マイルで30分で歩くエクササイズ) 等、 ストレスを感じずに、楽しみながら、時にステータスをアピールしながら行うエクササイズが中心。
でもここに御紹介するシリコンヴァレーのITエグゼクティブを中心にメガ・ブレークしている ”ラッキング” と、 時間が無い人々の間で 盛り上がり始めた ”10/10”は 前述のように痩せるよりも、強いボディを求めるエクササイズ・フリークのためのワークアウト。 その分効果が高く、チャレンジングで、精神面にも好影響を与えると評判です。


”Rucking / ラッキング”




”ラッキング”は、バックパックの別称であるリュックサック(Rucksack)に由来した言葉で、背中に重たい物を背負って、ハイキングやトレッキングをする 有酸素運動とウェイト・トレーニングのハイブリッド・ワークアウト。現在シリコン・ヴァレーのITエリートが夢中になっているワークアウトであると同時に、 TikTok上にもラッキングに関する2000万本以上の動画がアップされているほどのトレンディングぶり。
ラッキングは手持ちのバックパックにウェイトを入れて担いでOKながら、専用のギアも販売されていて、加重ベストが約200ドル、専用バックパックが約255ドル。
ラッキングのオリジナルは米軍訓練で、そもそもリュックサックが誕生したのは1878年に米陸軍兵士が重量を分散て荷物を運べるよう、背中に背負うギアとして開発され、当時開発者が特許を取得していたものの、 このバージョンは身体への負担が大きく、結局は廃棄されてされてしまい、改良されて生まれたのが現在のスタイル。
やがて、米国陸軍では新兵が重さ20キロ以上のギアを背負ったフル装備で数時間に渡って山道を歩くのが定番のトレーニングとなり、 その有酸素運動とウェイト・トレーニングを兼ねた効果で、全身が鍛えられることから エクササイズとして行われるようになって久しいのがラッキング。 それがここへきて大ブレークしたプロセスは定かではないものの、シリコン・ヴァレーのエグゼクティブがラッキングに夢中になっているのは、 そもそも彼らのようなマルチミリオネアやビリオネアにはアウトドア愛好家が多いこと、加えてシリコン・ヴァレーは ビューが美しいトレッキングやハイキングのコースに恵まれ、以前からそこでジョギングやハイキングをするのが習慣になっていたこと。 そして限られた時間での効率アップをライフスタイル全般に求める彼らが、通常のワークアウトにウェイトを加えることで、さらに効果を上がる合理性に価値を見出したためと指摘されています。




ラッキングは、コンペティティブ・スポーツではないとは言え、シリコン・ヴァレーのエグゼクティブの間では、加重ベストやバックパック以外に、ウェイト・プレートやサンドバッグ等を担いで、 その重さ、移動距離、所要時間をレコード・キープして競うようになって久しいとのこと。 またコースを移動する合間や、歩き終えた後に、ギアを担いだままプッシュアップ(腕立て伏せ)をしたり、競歩並みのパワー・ウォークにするなど、 自分で工夫をしながら、どんどんハードなワークアウトに出来るのはエクササイズ・フリークには大きな利点。
しかしながらラッキングにはリスクもあって、骨や筋肉に過剰な負担を掛けてしまうと、逆に身体を痛めたり、骨格が歪む原因になるケースがあるとのこと。 特に女性の場合、早ければ30代で骨粗しょう症が始まることから、自分の骨の強度を理解してウェイトを調整するのはマスト。 骨の強度はエクサササイズでは高まることは無く、食事やサプリメントによって適切な栄養分を接種するしかないことは既に明らかになっていますが。 骨が弱い女性でも それを囲む筋肉をしっかりつけておくことで、骨をプロテクトする役割を担うので、 ウェイトの重量で無理をしない限りは、女性にも奨励されるのがラッキング。
また男女を問わず、筋肉質な肉体は引き締まって若く見えるだけでなく、代謝にも優れているので、 筋肉が付くアウトドアのワークアウトという意味でもラッキングが大人気になっています。



10/10 / テン・テン


”10/10” をトレンディングにしたのは、アーノルド・シュワルツネッガーのニューズ・レター、”Pump Club / パンプ・クラブ”。 ”10/10”が流行り始める前に ”10-10-10”というワークアウトがとレンディングになったので、それと紛らわしいという声も聞かれますが、 実際に非常に似通っているのがこの2つのワークアウト。
”10-10-10”は最初の10分、最後の10分がウォーキングで、真ん中の10分にプッシュアップ、スクワット、足踏みなどの10のエクササイズを1分ずつ行うというもの。
これに対して”10/10”は、最初の10分で行うのがプッシュアップとスクワット。それも まずはプッシュアップ1回、スクワット1回、次は プッシュアップ2回、スクワット2回と、徐々に数を増やしていき、 それを10分間行うというもの。大体15回ずつ行う頃に10分が経過すると言われます。 エクササイズのビギナーであれば、プッシュアップは”ガール・プッシュアップ”と呼ばれる膝をついた腕立て伏せ、スクワットも椅子に座ってから立ち上がるチェア・スクワットでOK。 逆にエクササイズ上級者の場合、腕立て伏せは足のポジションを高くして行うディクライン・プッシュアップにし、スクワットはウェイトを持って行うようにするとより効果的。
その後の10分間は気分に応じてパワーウォーク、ランニング、散歩のいずれかを行うのが”10/10”。体力があれば、この10分に重たいバックパックを担いでラッキングを行うと更に効率良く身体が鍛えられると言われます。 僅か20分で行える上に、最初の10分とウォーキングの10分を一緒に行う必要はないので、1日のスケジュールに簡単に組み込めて、旅行中にも無理なく行えることから、人気が高まっている真最中。 自分のボディ・ウェイトを使ったプッシュアップとスクワットは、実際に10分間、交互に回数を増やしながら行ってみると、 徐々に息が切れて、汗が出て来るので、有酸素運動としての効果も認められるもの。
仕事の合間の気分転換にも最適で、10/10を1日2回行うとしっかりカロリーが燃やせるだけでなく、 代謝もアップし、身体が目に見えて引き締まる効果が立証されています。


Shopping
home
jewelry beauty ヘルス Fショップ 購入代行

フェイバリット・オブ・ザ・ウィーク, ニューヨーク, NY時事トレンド情報, Yoko Akiyama, 秋山曜子 キャッチ・オブ・ザ・ウィーク, ニューヨーク, NY時事トレンド情報, Yoko Akiyama, 秋山曜子, コーヒー豆知識

★ Q&ADV 書籍出版のお知らせ ★


当社に頂戴した商品のレビュー、コーナーへのご感想、Q&ADVへのご相談を含む 全てのEメールは、 匿名にて当社のコンテンツ(コラムや 当社が関わる雑誌記事等の出版物)として使用される場合がございます。 掲載をご希望でない場合は、メールにその旨ご記入をお願いいたします。 Q&ADVのご相談については掲載を前提に頂いたものと自動的に判断されます。 掲載されない形でのご相談はプライベート・セッションへのお申込みをお勧めいたします。 一度掲載されたコンテンツは、当社の編集作業を経た当社がコピーライトを所有するコンテンツと見なされますので、 その使用に関するクレームへの対応はご遠慮させて頂きます。
Copyright © Yoko Akiyama & Cube New York Inc. 2023.

PAGE TOP