9 Reasons You're not Rich Enough
According to Warren Buffette

投資の神様、ウォーレン・バフェットが指摘する、
貴方が裕福になれない9つの理由

Published on 10/10/2024


リタイアメントが近付いてきたとは言え、ウォーレン・バフェットと言えば今も金融界や一般投資家の間で 「世界一の投資家」と認識される存在。
そんなバフェットは節約家で知られ、ほぼ60年に渡って自宅から車で5分のオフィスに行く途中にあるマクドナルドで朝食メニューを1品買うのが日課。 その朝食代は常に2〜3ドル。彼は1958年に3万1500ドルで購入した家に住み続け、現在の物価を反映させても僅か28万ドル程度。 低所得者住宅並みのお値段。
世の中で出版される大金持ちになる指南本や、ソーシャル・メディア上のレクチャーには「金持になるには、金持のように考え、行動すること」というアドバイスが多いけれど、 ウォーレン・バフェットは世界トップ10に入るビリオネアでありながら、まるで節約しないと生きていけない人々のようなライフスタイル。 その彼が長年に渡ってメディアとのインタビューやバークシャー・ハサウェイの株主に向けた年次書簡で語って来た 「多くの人々が裕福になれない理由」が以下にご紹介する9点。
アメリカの若い世代には彼の投資スタイルは「地道過ぎて時間も掛かり過ぎる」と言われ、そのライフスタイルは「豊かさを楽しんでいない」と 批判的な声も聞かれるものの、 「普通に生きている人々が 何故裕福になれないのか」を掘り下げてみると、ウォーレン・バフェットの指摘が複数当てはまる人が非常に多いのが実情なのだった。




良い投資をしていない
バフェットはここで決して株式投資を意味しているのではなく、「最も大切な投資は自分自身に対する投資」という彼の持論にある通り、自分に対する適切な投資をしてこなければ 財産が築けないという意味。その「自分への適切な投資」は良い大学に行くことよりも独学で知性を高めることで、特に彼が奨励するのは読書。 「成功を収めたかったら1日500ページを読むべき」と語るバフェットの有名なアドバイスは「Go to bed smarter each day./ 毎日少しずつ賢くなって眠る」なのだった。

新車を買う
車は一部の例外を除けば減価償却資産。殆どの新車は最初の1年間で価値が20%下がり、EVであればそれ以上。 そのためウォーレン・バフェットが人生で購入してきたのは値下げされた中古車。待っていれば値が下がると分かっているものは、値が下がるまで待ってから手に入れるポリシーは 投資とビジネスにも反映されてきたこと。フォーブスによれば、バフェットは年間3,500マイルしか運転しないそうで、これは平均的アメリカ人の年間1万4,263マイルに比べると約4分の1の距離。 したがって自家用車に対するプライオリティの低さも新車を購入しない理由になっているのだった。

量より質を重んじる
ウォーレン・バフェットが1989年にバークシャー・ハサウェイの年次書簡で述べたのが「素晴らしい企業を真っ当な価格で買収する方が、真っ当な企業を素晴らしい価格(安値)で買収するよりもずっと価値がある」ということ。 節約家とは言え、ウォーレン・バフェットにとって「価格が安い」だけでは、投資をするにも、消費をするにも不十分。彼は”ヴァリュー/物の価値”を見極める姿勢をビジネスだけでなく生活全般に反映させることで、お金に対するブレない価値観を貫いて成功を収めた人物。その中には「量より質」のポリシーが含まれ、割安が必ずしも割の良い買い物や取引ではないことを熟知しているのだった。




クレジット・カード負債
1964年に作ったアメリカン・エクスプレスが最初のクレジット・カードだったというウォーレン・バフェットは、支払いの98%をキャッシュで済ませて来た現金派。 カードでの支払いが当たり前の世の中になった現在、彼はカードを使うこと自体には異論はないものの、分割払い等利息が生じる支払い、カードで全て支払うことで収支のバランスが掴めなくなることが貧しくなる原因と指摘しているのだった。

不必要な出費
バフェットは、最新のテクノロジーやデザイナーズ・ブランドには全く興味がない。「何かを購入する時、それが必要なのか、それとも単に欲しいだけなのかを自問自答するべき」というバフェットが金融メディアのマネーワイズに語ったところによれば、 彼は、20ドルで購入した折りたたみ式携帯電話を何年も使用し、iPhone にアップグレードしたのは2020年のこと。彼は1960年代にタイム・スリップしたようなウッド・ファニチャーに囲まれた天井の低いオフィスで仕事をし続け、多くのCEOのようなウインドウ・ウォールの高層ビルのオフィスとは全く無縁の存在。バフェットは「遣った後に残ったお金を貯金するのではなく、貯金した後に残ったお金を遣うこと」をモットーにしているのだった。

定価での購入
ビル&メリンダ・ゲイツ基金の2017年版2017年年次書簡でビル・ゲイツが明かしたのが、ウォーレン・バフェットとマクドナルドでランチをした際、バフェットが支払いを申し出て、割引クーポンを使ってご馳走してくれたストーリー。 バフェットはお金の価値を最大限に引き出す姿勢を日常から実践しており、ここでいう「定価での購入」には「値切れる時に値切らない」、「割引を利用しない」、「高いと思っても言われるままに払ってしまう」等のヴァリューを追求しない姿勢全般が含まれるのだった。




頻繁な夜の外出
ウォーレン・バフェットの食の好みは極めてシンプル。外食やナイトアウトを好まないことは、「ザ・スノーボール:ウォーレン・バフェット・アンド・ザビジネス・オブ・ライフ」の著書アリス・シュローダーにも語っていたこと。 「私は同じものを何度も何度も食べるのが好きなんだ。ハム・サンドイッチなら朝食に50日間連続でも食べられる」というほど。食事だけでなく、頻繁な夜の外出により生活のペースが乱れたり、 翌日のために十分な準備が出来ないことは様々なマイナスをもたらすのだった。

生活費を掛け過ぎる
2009年にエモリー大学で行われた学生達とのミーティングでウォーレン・バフェットが語ったのが、 彼自身が「人々に嫉妬させない生活を常に心掛けて来た」ということ。確かに嫉妬は無益な敵意や競争を招くものであり、嫉妬の対象にならないことは、彼の節約家としてのライフスタイルの根幹部分。 「生活費と生活水準は別物で、混同すべきではない」という彼は、「生活費を掛けて、人が羨む生活をしても生活水準が上がる訳ではない」という意見。そして「大金を投じても健康や愛といった人生で最も尊いものが 手に入ることは無い」とも語っているのだった。

ギャンブル
2007年、バークシャー・ハサウェイの株主会議でギャンブルによって生み出される多額の税収について語ったバフェットは、 「Gambling is a tax on ignorance / ギャンブルは無知に対する税金だ」と発言。 「政府はギャンブルで税収を上げるよりも、国民が受け取った年金や可処分所得をギャンブルで簡単に遣わせないようにするべき」と語って、 ギャンブルにお金を遣うのは浪費以外の無い物でもないと訴えたという。




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