July Week 2, 2026
Jean Chain, Bag Chain
ジーンズ・チェーン、 バッグ・チェーン
ファッションの世界ではここ数シーズン、チェーン・ベルトがカムバックしてきているけれど、ゴールドやシルバーの市場価格がアップする時は、
ファッションにおいてもチェーン等のメタル・アクセサリーがもてはやされる傾向にあるよう。
歴史的に男性がチェーンをつけると言えばチェーン・ネックレスが圧倒的に多かったけれど、
今や多くの男性がつけているのがウォレット・チェーン。これはジーンズ・チェーンとも呼ばれ、
ジーンズを含むパンツのベルト・ループとバックポケットに入れるウォレットに金具を装着して、
チェーンのアクセントをパンツルックにもたらすもの。
その人気ブランドの筆頭はクローム・ハーツで、シルバーの原価を考えるとボッタクリ以外の何者でもないクローム・ハーツの
チェーンを2本、3本とレイヤーでつけるのがステータス・シンボル。 加えて、このところトレンディング・スポットで頻繁に見かけるのがクローム・ハーツの
十字架のアップリケをあしらったジーンズで、NBAファイナルのコートサイドでもティモシー・シャラメとカイリー・ジェナーが
ペアルックで着用する姿が見られていたのだった。
同じくNBAファイナルのコートサイドに姿を見せたテイラー・スウィフトが着用していたAreaの495ドルのジーンズにもチェーンがあしらわれていたけれど、
ウーマンズ・ファッションにおいてもジーンズ・チェーンは市民権を獲得して久しいアイテム。写真上一番左は2022年のヴェルサーチのランウェイに登場していたもの。
昨今ではパール・トレンドを反映して、パール付きチェーン・ベルトをジーンズ・チェーンとしてつけるのはファッショニスタが好むスタイル。
シンプルでプレーンになりがちのパンツルックに視覚的アクセントをもたらすジーンズ・チェーンは、キャリア・ルックのパンツ・スーツにも見られる
アクセサリーになっているのだった。
昨年の今頃にはエルメスのバーキンやケリーにLabubuのバッグ・チャームをつけるのがトレンディングだったのは記憶に新しいところ。
それに代わって もてはやされるようになったのがバッグ・チェーンによる文字通りヘビー・メタルなデコレート。
エルメスのバッグに同ブランドのトレードマーク、アンカー・チェーンでアクセントをつけるのは、2010年に当時デザイナーだった
ジャン・ポール・ゴルティエがランウェイで披露していたスタイル(このページのトップ写真の中央上段)。
今ではアンカーチェーンに限らずクローム・ハーツのチェーン、ティファニーのハードウェア・ネックレス等で、高額かつ遊び心のあるデコレートを楽しんでいるのが
ファッショニスタたち。
超富裕層の間では、高額品をブランドが与えたイメージ通りに着用し、持ち歩くのはロゴ入りTシャツを着るのと同等に恥ずかしいこと。
だからこそバッグでも、服でも自分なりのアレンジやツイストを加えて、自分のセンスを打ち出す傾向が顕著。見た目のインパクトが悪趣味の2~3歩手前くらいのレベルが
最もスタイリッシュでプレステージが高いと見なされるのだった。
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執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |


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