Oct Week 1, 2024
Astronomical Events Affect Our Lives
時代、社会、人間心理に大きく影響する天体イベント


世の中には月の満ち欠けを気にして生活する人は多いけれど 私もその1人で、特に私は”ムーン・チャイルド”の異名を持つほど、月の影響を最も受けるかに座生まれ。 小売業を含むセールスに関わる人によれば「売り上げが伸びるけれど、頭がおかしい来店客がやって来ることがある」のが満月。
逆に新月は生殖年齢の女性の70%が生理を迎えているとあって、生理用品を除く女性ターゲットのプロダクトの売り上げが伸びないとのこと。しかし、 生理中に甘い物を欲する女性が多いせいか、チョコレートの売り上げは伸びると言われるのだった。
2024年の秋以降は、月を含む天体の配置が時代の変革期に相応しい、珍しくも興味深い局面を迎えていて、 まずアメリカ東部時間の10月2日午前11時53分に起こるのが、英語で”Ring of Fire”とも呼ばれる金環日食。これは新月と太陽がピッタリ重なることで、毎年起こる現象。 でも今回は月がてんびん座に入っているとあって、人間関係やコミュニケーション、善悪のバランスや正義等、 てんびん座が暗示するものに大きく影響すると言われるもの。
毎月、新月のパワーは徐々に増幅し、その月の満月でピークを迎えてから衰えるけれど、 10月は日食の影響で新月のパワーが10月17日に迎えるてんびん座のスーパー・ムーンの満月を過ぎても衰えず、 2025年3月29日に起こる次の部分日食まで継続。その間は、正義や善悪を巡る議論や口論が増え、 適切な情報を得ることで難を逃れる人も居れば、政治や裁判を巡る草の根運動が拡大するといった暗示が強くなるのだった。




10月12日には5月3日から逆行していた冥王星(Pluto)が順行に戻るけれど、 冥王星とは「破壊と再生」を暗示する強力なエネルギーを持ち、大きな変化、変革をサポートする星。 しかしそれが逆行している時は エネルギーが内向、もしくは蓄積され、 それが順行に戻ると 個人であれば新たな資質や才能に目覚めたり、仕事であれば動く気配が無かったプロジェクトが動き出すことがあり、 他にも思わぬ勢力が拡大したり、まさかと思うようなムーブメントに突然勢いがついて 大きな物を動かすパワーに発展するような事態が起こり得るのだった。
その冥王星は2023年から約1年8ヵ月を掛けて それまで滞在していたやぎ座から 新たな居場所になる みずかめ座の間を行ったり来たりするシフト期を迎えていて、 完全にみずかめ座に入って、後戻りしなくなるのは11月20日。それまでは物質至上主義、積み重ね、確実性といった土の時代を象徴するやぎ座に 最後の滞在をしていて、その間継続するのが土の時代の名残りパワー。 それを過ぎれば冥王星が魚座に移動する2044年までの20年間、破壊と再生を暗示する強いエネルギーが改革、博愛、未来志向等、風の時代を象徴する みずがめ座に注がれるのだった。
ここで興味深いのが、先週末行われた日本の総裁選、及び 米国大統領選挙が、ともに土の時代が最後の影響力を発揮する時期に行われること。 新時代が本格化する直前に 土の時代の最後の影響力によって 過去の象徴的存在がトップの座に就いた場合、 暗示しているのはその体制が長くは続かないこと。
世の中では権力やメディアで人の意見が操作できると考えられがちであるけれど、実際にはもっと強力な目に見えないパワーが存在していて、 例えばファッションの世界では大手アパレルがメディアと組んでトレンドを仕掛けても、的が外れたトレンドに一般大衆が食いつくことが無い一方で、 世界各地で自然発生的に同じタイミングで同じトレンドが生まれる現象はインターネットが普及する何十年も前から起こってきたこと。 野生動物の世界でも、特定の動物が同じ行動を取り始めると、世界の反対側に生息している同じ動物もその行動を取るようになり、 これはシンクロニシティ(同時性)とも呼ばれるけれど、実際には生物が天体の配置通りに行動した結果。
すなわち、天体の配置によって動き出した時代の流れは、権力や軍事力で止めるのは不可能。 それを理解する権力者には古くから占い師のアドバイザーがつく傾向にあり、天体の動きに沿った統治が行われてきたのだった。




さて月に影響され易い私が、個人的に今興味を持っているのは、9月29日~11月25日までのほぼ2カ月間、地球の周りを2つ目の月が巡ること。
地球の伴星である月は、太陽系が誕生した初期に生まれて以来、約40億年に渡って地球の周りを巡っているけれど、 第二の月は「小惑星2024 PT5」として現れ、そのサイズは直径11キロほど。したがって地球からは肉眼で捉えるのは不可能。 しかしその存在を意識することで、何等かの影響を感じるようで、次にセカンド・ムーンが現れるのは31年後の2055年になるので貴重な経験。
昨今、日本ではYouTuberが暦や天体の動き、占いを金運や開運と結び付けたコンテンツを沢山クリエイトしているようだけれど、 それは欧米も同様で、月の満ち欠けや天体配置を 宗教的思想と結び付けて、幸福、特に金銭的サクセスを追求するトレンドは極めて顕著。
その解説ではセカンド・ムーンを迎えている時期は、祈りを捧げ、メディテーションや水周りの掃除をして、ジャーナルを書くことが奨励されていたけれど、奇しくもこれらは全て私の日課になって久しい行事。 私自身は宇宙の秩序こそが神の存在だと信じているので、月や天体の状況や配置に関わらず神様から与えられる波動を真摯に受け止めるべきだと考えるけれど、 つい最近、その道の専門家が語っていたのが「神の教えや知識、学問、霊能力等、奉仕のために役立てる分にはお守りが付くけれど、お金儲けに利用した場合は占い師でも、予言者でも 最後に制裁が待ち受けている」ということ。確かにコマーシャリズムに乗った占い師や予言者に幸せな末路を送った人は居ないように思うけれど、 そうした人々や邪教を信じることも 乱れた波動に合わせているうちに、最初のうちは上手く行ったように錯覚しても、 実際には様々な事が狂い始めるとのこと。したがって、何かにすがりつきたいほど辛い時でも、しっかりと物事を見極めることが最終的には自分を救うようなのだった。




昨今、宇宙開発プロジェクトのニュースが盛んに報じられているけれど、大金持ちが地球に見切りをつけて火星や宇宙ステーションに移住する計画が SF映画のシナリオではなく、現実になりつつあると言われるのが現在。 そう考えると宇宙開発は国税を遣わずに、ビリオネアの投資で進めて欲しいと思えてしまうけれど、 「世の中を牛耳っているメガリッチや権力者がこぞって地球を離れてくれたら、どんなに素晴らしい世の中になるだろう」と思えるのもまた事実。
メガリッチは宇宙に全資産を持って行けないとあって、民間の宇宙飛行士が絡むプロジェクトで行われていると噂されるのが宇宙空間でクリプトカレンシーの取引が可能であるかのトライアル。 その結果、ビリオネアが所有するアートやフェラーリ、スーパーヨットをこぞって売却し、ビットコイン等に替える日が来るのであれば、 クリプトカレンシーは今後、極めて優良な投資対象と言えるのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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