June Week 5, 2024
3 Little Life Savers
3つのライフセイバー・グッズ


友人達と話していて時折話題になるのが、パンデミック以降、物事をこなすペースがスローダウンしているということ。
パンデミックのロックダウンから既に4年が経過しているので、その間にエイジングが進んで自分の活動ペースがスローになったのも一因であるけれど、 パンデミック中に自宅勤務になり、その後ハイブリッド勤務になった友人達によれば、その変化で長年培ってきたルーティーン・ライフが崩れ、 時計仕掛けのように「あれをやって、次はこれをして」という生活がストレスになってしまい、「人間らしく、時にダラダラして何が悪い!」という意識に目覚めたのも大きいとのこと。
加えて服装やヘア&メークにしても、自分がベストに見えることより、「自分が心地好い状態でのベスト」や、「時間や手間の効率を考慮してのベスト」がスタンダードになったと話していたけれど、 それは世の中全体のカジュアル化に反映されていると思うのだった。
かくいう私も、ヘア&メークのプロセスは過去で最もシンプルかつ簡略化され、服装も過去で最もカジュアル。 そのため 以前より確実に短くなっているのが外出の支度時間。 それでも思わぬことに時間を取られてバタバタするケースもあって、 今回ここでご紹介するのは、そうした状況を防いでくれる3つのライフセイバー・グッズなのだった。




先ず1つ目が写真上のメイクアップ・プロテクター。私はフェイス・パウダーやアイシャドウが散って服が汚れるのを嫌うため、メークが仕上がってから外出着に着替えるけれど、 その場合気を付けなければならないのが、メークが服に付着しないようにすること。
タートルネックなどの被り物のトップを着用する際にスカーフを頭に被せる人は多いけれど、私は面倒なこともあって タートルネックをストレッチさせて頭を通していたのだった。 その結果、首回りにビーズ刺繍があるトップを引っ張ってビーズが落ちてしまったり、ミシッと糸が切れる音と共に縫い目がほつれて来たり、 顔の部分をネックラインが通過したと気を緩めた瞬間に服にメークが付着したりと、散々苦い思いをしてきたのは情けない限り。 ネックラインの内側に付着したメークのせいで、せっかくの高額デザイナーTシャツが再販出来なかった経験もあるのだった。
その問題を解決してくれたのがこのメイクアップ・プロテクター。ファスナー留めなのでスカーフのように落ちたり、ズレたりが無く、しかもシースルーなので、つけた状態で 鏡をチェックして、気に入らない場合は直ぐに脱いで、別の服がトライ出来るのは大きな魅力。 また夏場は、「顔を洗ってメークをやり直すほどではないけれど、シャワーは浴びたい」というケースが多いけれど、 このプロテクターはシャワーの水しぶきからメークを守ってくれる役割も果たしてくれるもの。
ソーシャル・メディ上では、「これをつけていたお陰で、ウェディング・ドレスの試着がスピーディ―に行えた」という賞賛も聞かれていたのだった。




写真上は、串状の容器からヘアを纏めてくれるローションがアプライ出来るヘア・フィニッシング・コーム
私はポニーテールやハーフ・ポニーテールで外出することが比較的多く、一度キレイに纏まったと思っていたヘアの乱れを見つけると、どうしても直したくなる性分。 そのせいで遅刻気味になることも少なくないけれど、私の場合、一回目に上手く纏まらない時はことごとく苦戦するのがジンクス。
でもヘア・フィニッシング・コームを使うようになってからは、失敗確率が激減して、とにかく纏まり易くなったのと、 時に失敗部分を後から見つけても、それが目立たない程度で、やり直すことなく外出できるようになったのは大きな収穫。
特にバゲット・ハットを被って外出する際に、ハーフポニーテールにすることが多いけれど、 ヘア・フィニッシング・コームで仕上げていると、帽子を脱いだ時も、髪が乱れていないので、その点でも非常に助かっているのだった。
またドライヤーでもヘア・アイロンでも防ぐことが出来ないフライアウェイ・ヘア(纏まらずに飛び出してしまう髪の毛)もキレイに収めてくれて、しかもベタツキも無いので、 ストレート・ヘアの仕上げにも最適で、これを使用すると、髪の毛に無駄にアイロンやドライヤーを掛ける時間が大きく減って、結果的に髪の毛が痛まないというメリットももたらしてくれるのだった。




最後はスニーカー・イレーサー。 私は外出時は、服より先にシューズを出して準備するのが習慣で、それはカジュアルな外出の場合もしかり。
カジュアルな足元というとサンダルかスニーカーであるけれど、スニーカーの場合、白い部分が白くないと だらしない印象を与えるのは言うまでもないこと。 私はスニーカーというものは 傷み具合よりも、本来白い部分が白く見えなくなった時が寿命というポリシーを持っていて、 シューズはどうしても目が行く上に ライフスタイルから人柄までをジャッジされがちな部分。 日本人の「手に生活が現れる」という意識が、欧米ではシューズ、特に「日頃履いているカジュアルなフットウェアに生活が滲み出る」という先入観になっているので、 スニーカーの方がサンダルやドレス・シューズよりも気を遣うことが多いというのが私の見解。 そのため磨いても、ブラシをかけても、スプレーで塗っても白い部分が白くならないスニーカーは、「人前で履けない靴」とカテゴライズしてきたのだった。
でもそんな風にスニーカーを処分してきたことを後悔したのが、スニーカー・イレーサーに出会った時。 スポンジを軽く水に濡らして拭き取るだけで、驚くほど汚れを落として、新品並みの白さにしてくれるのがこのプロダクト。 出掛ける直前に気付いた汚れも あっという間に落としてくれるので「本当に助かっている」というのが本音。 加えて、このスポンジで擦ると服の毛玉もキレイに取れるとのことで、 機会があったら それも是非トライしてみようと思うのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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