June Week 1, 2024
Red Light Therapy
レッドライト・セラピー


2024年のビューティー・トレンドの目玉の1つがアットホーム・トリートメント。
パンデミック中は、ビューティー・サロンからスパまでが全てクローズしていたので、その時に一時的に売り上げを伸ばしたのがアットホーム・ビューティー・ディバイス。 その後約3年近くの間にテクノロジーやデザインが進化した結果、自宅に居ながらにして行えるトリートメントの数が増え、そのクォリティがアップしたのは言うまでもないこと。
しかもインフレのせいで 家計が苦しくなる一方なので、フェイシャルやレーザー・トリートメントを含む美容施術はもはや贅沢品。 でもホーム・ディバイスならば大体1回分のサロン施術料金で購入出来、効果こそはサロンほどでは無くても、 定期的に続けることによって、サロン並みの効果に近付けるのは専門家も認める事実。
世の中では時を同じくして、自宅&オフィスのハイブリット勤務になった人々がグルメ・コーヒー・マシンを購入して、自宅でコーヒーを淹れるようになり、 オフィスに行く時はそれをスタンレー・カップに入れて持参するようになったけれど、 ビューティー・ディバイスも、グルメ・コーヒー・マシン同様に 「節約が出来る購入」ということで、 売り上げの堅調が伝えられるのだった。




アットホーム・ディバイスの中には、マイクロ・カラント、HIFU、マイクロ・ニードリング等、様々なものがあるけれど、 HIFUに関しては長期展望で、逆に肌を老化させるので、サロン・トリートメントもホーム・ディバイスもあまりお勧めできないもの。
逆にお金に見合う効果、ストレスフリーに自宅で行える等のメリットで、最も購入価値があると見なされているのが レッドライト・セラピー。 その理由の1つはライトを当てるだけなので、施術の腕が関係ないこと。痛みや肌のリアクションを心配せず、ストレス・フリーで行えて、 ホーム・ディバイスにありがちな3日坊主になるリスクが少ないこと。 そして何よりも、やっただけの効果が認められること。
レッドライト・セラピーに右上のビジュアルのように、コラーゲンの分泌を促し、シミ、シワ、顔のたるみ、毛穴の開きなど、肌のエイジングの問題に 効果的に働きかけることが立証されるだけに、エステティシャンからビューティー・ブロガーまで専門家の間では最も高く評価されるディバイスなのだった。




CUBE New Yorkでも、何年も前にLEDライト・セラピーのマスクとして写真上、左のものをご紹介したけれど、 私自身もこのタイプは最後にはライトが点かなくなるまで使用し、お役御免にしているのだった。 このタイプは気軽に、仕事をしながらも使える分、やはりライトのパワーが弱いようで、 ほうれい線とマリオネット・ラインを特に真剣にトリートメントしたいと思った私が、昨年のサンクスギヴィングのセールで購入したのが写真上左から2番目のワインド・タイプ。 コンパクトなので、旅行にも持っていけるサイズで、「ネットフリックスでも観ながらトリートメントをすれば…」と簡単に考えていたけれど、それは大間違い。 このタイプはディバイス全体が微妙に振動するので、それを持っているのが意外にストレスになるのだった。しかもトリートメント出来る面積が小さいとあって、 顔全体にレッドライトを当てるには、30分以上掛かってしまうことから返品。
小さいサイズで失敗した私は、「今度は大きいサイズで」と思ったけれど、今やレッドライト・セラピーは タンニング・ベッドのような全身用まで登場していて、シリコンヴァレーのITエグゼクティブの間では人気商品。 お値段が10万ドル前後にも関わらず、注文が殺到しているようなのだった。
そのシリコンヴァレーのエグゼクティブからロンジビティ・エクスパートになり、何度か過去にこのコーナーでも触れたブライアン・ジョンソンも、 全身のレッドライト・セラーピーを行っている1人。レッドライトには前述のようにコラーゲンの生成を促し、肌を引き締め、シミ、シワといったエイジング・ダメージを改善する効果があるので、 一気に全身のセラピーに取り組むのは、大金が支払える人々には悪いアイデアではないのだった。




私は「まずはフェイスマスク!」と思って いろいろ検討したけれど、写真上左のように顔の輪郭に沿ったハードなマスクは、高額な割に評価が低いのと、やはり着け心地が悪いようでパス。 そのお隣の、お風呂の椅子のような物体の中に頭を入れるデザインは、レッドライトが効果的に浴びられて、何も装着する必要がないので、トリートメントをしたまま心地良く眠れるとのこと。 でも嵩張るのに加えて、そして眠ってしまった場合に、ディバイスの存在を忘れて起き上がってしまうと、頭をぶつけたり、ディバイスが転げ落ちたりというトラブルがあるよう。 ということで、私が選んだのは平たいデザインで、アグリーな仮面舞踏会用マスクのように見えるタイプ(写真上一番右)。
アグリーとは言え、これが一番使い回しが効くデザイン。レッドライトは頭皮と頭髪を若返らせる効果も望めることから、 写真上、右から2番目のようにベースボール・キャップのスタイルも登場しているけれど、 フラットなマスクだと枕に乗せて後頭部にレッドライトを当てたり、 マスクを枕に立掛けて頭頂部にライトを当てることも可能。さらに私は膝のシワを気にしているけれど、 膝の上にマスクを乗せて、ストラップを装着すると膝のトリートメントも可能。 その他にも手の甲や、デコルテなど、フラット・マスクならば工夫次第で 全身の殆どがケアが出来てしまうのだった。
タイマーが付いていて、時間が来ると勝手に電源が切れるので、ライトを当て過ぎる心配は無用。 以前このコーナーでご紹介した 肌にボリュームを取り戻すスキンケア、アディポーもアプライ後にレッドライト・セラピーを行うと、 相乗効果が得られるということだったので、早速併用し始めたけれど、 そのお陰で改善が実感できたのが額のシワ、顎のアクネ跡とマリオネット・ライン。 コラーゲン生成は食事とサプリ、スキンケアとレッドライト・セラピーを駆使して、内側と外側から取り組まないと実現できないことを実感しているのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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