2024年 NYのXマス、名物イルミネーション、ホリデイ・ウィンドウ & アトラクションをご紹介
Published on 12/05/2024
12月4日に行われたのが今年で93回目を迎えるロックフェラー・センター・クリスマス・ツリーの点灯式。
ロックフェラーセンター建設中の1933年に、そのコンストラクション・ワーカー達がツリーを立ててクリスマスを祝ったことからスタートしたのが
この世界一有名かつ、世界最大のクリスマス・ツリーの伝統。
2024年のツリーは樹齢約70年のノルウェイ杉で、高さ22.6メートル、重さ11トン。
ツリー・ハンティングは専門のチームが時に複数年かけて行いますが、今回は65年ぶりにマサチューセッツ州から選ばれています。
全長8キロ以上のワイヤーのワイヤーで繋がれた5万5000個のLEDライトが装着された頂点に輝くのは、300万のクリスタルがあしらわれた重さ408キロの”スワロフスキー・スター”。
ロックフェラー・センターのツリーのシェイプは、翌年の経済を占う指針と言われますが、ブラック・フライデーを皮切りにスタートしたホリデイ・ショッピング・シーズンは今年も昨年に続いて順調な滑り出しとなっています。
以下では例年のようにNYの名物イルミネーション、ホリデイ・ウィンドウを写真とビデオでご紹介しています。
バーグドルフ・グッドマン
5番街57丁目の北西のコーナーに高さ7メートルの巨大なウィンドウを複数面擁するバーグドルフ・グッドマンがクリスマス・ウィンドウで知られるようになったのは
90年代後半からのこと。例年通り同店の高額商品を用いた贅沢でアーティスティックなウィンドウに仕上がっています。
ユニセフ・スノーフレーク & ティファニー
5番街57丁目、世界の中心と言われる交差点の上に毎年釣られているのがユニセフのスノーフレーク。今ではビバリーヒルズにも登場するようになりましたが、
LEDライトでカラーが変わるようになったのはパンデミック以降。その交差点に位置するティファニーは、今年はビルのウィンドウ全てをブルーとイエローでライトアップして
華やかさを演出しています。
ルイ・ヴィトン
5番街57丁目、ティファニーの向かいにあるのが、同じくLVMH傘下のルイ・ヴィトンのフラッグシップ。今年は建物全体を巨大なLVトランクに見立てたデコレーションが行われて、
シックな印象。そして今年はティファニーの隣で、かつてのナイキタウンだったビルもルイ・ヴィトンに生まれ変わり、巨大なダチョウとキリンがお出迎えする、子供が喜ぶデコレーションが施されています。
カルティエ・フラッグシップ
ロックフェラーセンターにほど近い5番街53丁目のカルティエは、かつてはビル全体にリボンをかけるホリデイ・デコレーションで知られましたが、
近年ではそれを改め、昨年は飛行船と雲のイルミネーションでしたが、今年はモダンなコスミック・ヴィジュアルでライトアップ・ショーを展開しています。
サックス・フィフス・アベニュー
ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーの真向かいに位置し、ツリー同様にホリデイの名物アトラクションになって来たのがサックス・フィフス・アベニューのダイナミックな外壁イルミネーション。
しかし、百貨店業界不振の中ニーマン・マーカス・グループを吸収合併したサックスは、費用が掛かり過ぎることを理由うに今年は外壁イルミネーションをキャンセル。
かつては20分ごとに音楽が流れる中、イルミネーション・ショーも行われていた時代と比べるとかなりのスケールダウン。
ウィンドウもクリスマス・ストーリーを描く子供も楽しめるアトラクションから、商品をアピールするだけのものに変わり、味気ない雰囲気は否めない所です。
ブルーミングデールズ
毎年堅実にホリデイ映画やエンターテイメントをテーマにホリデイ・ウィンドウを展開するブルーミング・デールズ。
昨年はティモシー・シャラメ主演のミュージカル「ウォンカ」、今年は同じくミュージカル映画の「ウィキッド」をテーマにしています。
Macy's / メーシーズ
NYのデパートで最も家族連れが訪れるのがメーシーズ。子供達を喜ばせるキュートなインターアクティブ・ウィンドウを展開するのが例年で、
今年もその伝統は健在です。
Nordstrom & Bloomberg Building / ノードストローム & ブルームバーグ・ビルディング
写真上左側は57丁目にウエストサイドに位置するデパート、ノードストローム。今年はビルのウィンドウ・ウォールをポップにライトアップ。右側は
ブルームバーグ・ビルディングのサークルに登場する名物クリスマス・ツリー。目立たない場所なので、インスタショットの撮影の穴場です。
Briant Park & Union Square Holiday Market
ブライアント・パーク & ユニオン・スクエア・ホリデイ・マーケット
ホリデイ・シーズンのNYでは複数のロケーションでホリデイ・マーケットがオープンしますが、
特に人気で客足が多いのがアイス・スケートも楽しめるブライアント・パーク(写真上左側)と規模でも最大、トラベル・ウェブサイトで世界のBestホリデイ・マーケットにも選ばれるユニオン・スクエアのホリデイ・マーケット。
ギフト・ショップだけでなく、フードも味わえて、小売店には無い独得の雰囲気が楽しめます。
Lotte Hotel Christmas Tree / ロッテ・ホテル・クリスマス・ツリー
サックス・フィフス・アヴェニューにほど近いマディソン・アヴェニューに位置するロッテホテルのクリスマス・ツリーは、インスタグラマ―の人気スポット。
Lightscape at Brooklyn Botanical Garden / ライトスケープ at ブルックリン・ボタニカル・ガーデン
今年も11月22日から2025年1月5日までブルックリン・ボタニカル・ガーデンで開催されるのが、NY最大規模のイルミネーションが楽しめるイベント、”ライトスケープ”。
街中の商業的なムードとは異なる幻想的なイルミネーションで、ホリデイ・シーズンに最もインスタグラマブルなショットが撮影できるのがここです。
特に光のトンネルは大人気のスポットです。
Holiday Under the Stars / ホリデイ・アンダー・ザ・スター
2021年5月からネーミングがドイツ・バンク・センターに変わった元タイム・ワーナー・センターのアトリウムで繰り広げられる
ホリデイ・アンダー・ザ・スターは、NYの名物ホリデイ・イルミネーション。天井から下がった星型のオブジェが音楽に合わせてカラーを変える美しいビジュアルが人気。
夜に出掛けると、大きなウィンドウ・ウォールが夜空をバックにオブジェを反射するので、ビジュアル効果が2倍になって楽しめます。
Pier 15 Christmas Village / ピア―15 クリスマス・ヴィレッジ
イースト・リバー沿いのルーフトップにグラスハウス設置したヴィレッジは、映画「バービー」が公開された時にはイルミネーションがオールピンクになる等、
季節やイベントに合わせて姿を変えるスポット。ホリデイ・シーズンは、ウォーター・フロントの景色を眺めながら、個室感覚のセッティングで、パーティー、もしくはロマンティックな時間が楽しめます。
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