Elevem Madison Park Tasting Memu $365 Before Tax & Tip
ベッカム夫妻がレポート! ミシュラン3つ星 イレブン・マディソン・パークの
チップ・課税前 $365ヴェジタリアン・テイスティング・メニューの全容

Published on 1/23/2025


デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻が2024年12月中旬に訪れたのが、ミシュラン3つ星のヴェジタリアン・レストラン、イレブン・マディソン・パーク。 同店がサーヴしているのは、全10品のテイスティング・メニューで、課税前のお値段が365ドル。 最も高額なワイン・ペアリングをオーダーした場合、2人分の食事代は1,219.40ドル。 これにチップを支払うので、1人の料金が750ドル前後になる高額ぶり。
ヴェジタリアンに転向してから賛否両論のイレブン・マディソン・パークですが、 デヴィッド・ベッカムが自らのインスタグラム・アカウントにポストしたのが、同店で味わった全メニュー。 そのポストがヴァイラルとなり、改めて巻き起こったのがイレブン・マディソン・パークのメニューに大金を支払う価値があるかの論争。
一流食材を用い、手が掛かったクリエイティブな料理であることは誰もが理解できるもの、 「見た目で ここまで食欲をそそらない3つ星レストランは珍しい」と指摘されるのが同店の料理。 「これに何百ドルも払うのなら、マクドナルドに行って差額を貯金する」という堅実な意見も聞かれましたが、 以下では、そのデヴィッド・ベッカムがレポートしたイレブン・マディソン・パークのテイスティング・メニュー全品をご紹介。 そのメニュー内容をチェックしていきます。



イレブン・マディソン・パークの2024年秋冬シーズン・フルメニュー


写真上左はファースト・コースで、玉ねぎとタイ・バジル、ライスで、お寿司のようにも見えるプレゼンテーション。ベッカム曰く「これまで、こういう食事で感動させられたことは無い」とのこと。
写真上右は、マリネした長ネギのサラダで、”ロースト・ネギ ティー” と共にサービングされたもの。 「ネギがこんなに美味しかったなんて、誰が知っていただろう」とベッカム。 日本のネギ好きであれは「もっと美味しいネギの食べ方ならいくらでもあるだろう」と言うかもしれません。



写真上左は、パンとバター。バターは植物由来のハウスメイド。季節ごとにテイスティング・メニューの材料を取り入れて新鮮なアレンジを加えているとのこと。 パンは通常ロールでサーブしていますが、ベッカム夫妻にはローフ型のパンでサービング。ちなみにイレブン・マディソン・パークのパンとバターはヴェジタリアン・メニューに批判的な人々でも 「毎日食べたい」と思うほどの美味しさ。ベッカムも気に入ったようで、「他にはないパン」と賞賛しています。
写真上右は、日本の秋田県の単一産地農場から調達されたトンブリをアボカドにスタッフィングし、キュウリ、ミントと一緒に味わうディッシュ。 トンブリをキャビアのように見せるのは、イレブン・マディソン・パークの定番的プレゼンテーションで、トンブリを知らない外国人にとっては植物性キャビアのように見える視覚的エンターテイメント。




写真上左は、ニューヨークで最も古い家族経営の豆腐店の絹ごし豆腐のボトムに、コラードグリーンの餃子、真空調理した大根をコンフィしたエシャロッと共に味わうディッシュ。豆腐の存在はベッカムも指摘している通り。
写真上右は、2024年の秋のメニューとして加わったディッシュで、複数種類のキノコを 揚げる、焼く、ピューレにする、漬ける、茹でる、粉末にする、という 6つの異なる調理法で1つのディッシュに纏め上げたもの。 最も工程が複雑なディッシュ。ベッカムは、キノコのDad Joke(オヤジ・ギャグ)を感想の代わりにポストしているので、手が掛かっている割には味はさほどでもないのでは?という憶測が…。



写真上左は、こんがり焼いた昆布パウダーで作った海藻パスタ生地にチンゲン菜を重ね、白トリュフオイルを塗り、湯がいたチンゲン菜の葉で包んだディッシュ。最後に削りたての白トリュフのトッピングで仕上げたもの。 味わう直前にテーブルで、ローストしたチンゲン菜のスープ、麹の出汁、白菜、エリンギ、その他の香辛料のスープをミックスした液体を注いで、新鮮かつ深い味わいを加えたもの。
ベッカム夫妻のためには、その上から振りかけるトリュフのトッピングがかなりサービスされているのが見て取れます。 ⁠
写真上右は、赤栗スクワッシュの繊細なスライスの間にタイのチリ・ジャムを挟み、テーブルサイドでレモン・グラス・カレーを掛けてサーヴィングした甘辛味のディッシュ。 リアクションを観ていると、デヴィッド・ベッカムは 旨味系のサッパリした味より、しっかり味がついた料理が好きそうな様子です。




写真上左は デザート・コースの1つで、アップル風味のかき氷にハチミツを添えたもの。
写真上右は、積み立ての数種類のブドウを、特製のシロップに付け込んだブドウの葉の上に乗せたもの。ボウルのにアップル風味のかき氷を詰めた上に乗せたプレゼンテーション。 デザートが苦手な人々にも、料理の最後の口直しに最適と言われますが、次に出て来るデザートの前の口直しディッシュ。



写真上左は、ラストのデザートで、薄紫の半円型をしているのはブドウ餅。砂糖漬けのブドウの葉、スパイスの効いたコンコードのパテ・ド・フリュイ、ホット・ワインジャムが添えられています。
写真上右は、イレブン・マディソン・パークのシェフ、ダニエル・ハムとの2ショット。デヴィッドは、この後キッチンに行って、スーシェフを含むクッキング・スタッフとも記念撮影をしています。

前述の通り、イレブン・マディソン・パークは ディナーもランチもここに御紹介したヴェジタリアン・メニューのみで、フルメニューとハーフ・メニューのチョイスがあるとはいえ、フル・メニューは1人365ドル、ハーフメニューは195ドルで、ミネラル・ウォーターやお酒を含むドリンクは別料金。これに税金とチップが加わりますが、通常ミシュラン3つ星レストランのチップのアヴェレージは25%なので、飲食代総額の43%増しが目安。
セレブリティになるとチップは30~50%がアヴェレージで、気前の良いセレブリティになると100~200%のチップも珍しくないのが高額レストラン。 ベッカム夫妻は高額ワインを好むことで知られるとあって、ワイン代込みで推定5000ドル前後を支払っていると見られるのがこのディナー。 帰宅の際には翌日のブレックファストになるグラノラやパンを持たせてくれるのが同店のサービスです。


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