Jan Week 2, 2025
Year 2025 According to Simpsons, Baba Vanga, Chat GPT
「シンプソンズ」、ババ・ヴァンガ、チャットGPTが予測する2025年


今回は今年最初のこのコーナーなので、2025年予測をテーマにしたいと思います。
年末、年始には新年の展望や予測がありとあらゆるメディアやインターネット上で盛んに見られますが、2025年は世界各国の政情不安定、 異常気象、法規制が追い付かないテクノロジーの著しい変化、貧富の差の更なる拡大と貧困層の不満激化で先が読めないと言われる年。
そこで、これまでありとあらゆるテクノロジーの進化から、トランプ大統領誕生までを恐ろしい程正確に予言してきた長寿人気アニメ「シンプソンズ」、 そしてブルガリアの世界的に知られる予言者、ババ・ヴァンガの予言の中から、2025年に実現の可能性が高いものをチャットGPTにそれぞれ5つ選んでもらい、 最後にチャットGPT独自の分析による予測5件を紹介するという形で、2025年を占って行きたいと思います。



チャットGPTが選んだ、2025年に実現の可能性が高い「シンプソンズ」の予言トップ5


★ 序文 ★
「シンプソンズ」は、長年にわたって社会や政治、科学技術の予測を行い、その多くが現実になったとして話題に上ることがあります。2025年に関して、「シンプソンズ」の予測で当たりそうなもののトップ5を挙げてみます。以下の予測は、現代の社会情勢や技術の進展を鑑みて現実化する可能性が高いと考えられるものです。

  1. 人間に代わって仕事をする人工知能(AI)
    「シンプソンズ」では、人工知能やロボットが労働市場に進出し、多くの仕事を奪う未来を描いています。このテーマは、すでに現在進行形で現実化しており、AIや自動化技術が様々な業界で導入されています。特に、2025年にはAIによってさらに多くの職業が機械に取って代わられる可能性があり、シンプソンズの予測はかなり現実的だと言えます。

  2. 気候変動による極端な天候
    「シンプソンズ」では、異常気象や気候変動の影響が描かれています。記録的な熱波や異常な豪雨、洪水などの自然災害が起こるシーンが数多くあります。 気候変動が進行中で、世界中で極端な気象現象が頻発している現状を踏まえると、「シンプソンズ」の予測通り、2025年にも異常気象がさらに悪化する可能性が高いです。 (「シンプソンズ」では異常気象による食糧危機を扱ったエピソードもありますが、チャットGPTはそこまでには言及していないところが興味深いところです。)

  3. エネルギー問題と再生可能エネルギーの台頭
    「シンプソンズ」では、再生可能エネルギーへの移行が描かれており、太陽光や風力などのクリーン・エネルギーが重要な役割を果たす未来が予測されています。現在、世界各国で 再生可能エネルギーの利用拡大が進んでおり、特に2025年にはこの分野での技術革新が進むと考えられます。シンプソンズが描く未来のエネルギー・システムが現実のものとなる可能性があります。

  4. 月面基地の建設
    「シンプソンズ」は、未来のエピソードで月面基地の建設を描いています。現在、NASAをはじめとする宇宙機関やSpace X等の民間企業が、月面に基地を建設する計画を進めています。2025年には、月面探査や月面基地の設立に向けた準備が進むと予想されるため、この予測も現実味を帯びてきています。(「シンプソンズ」はスペースXが火星の植民地化を打ち出す前に、火星に人類が居住するエピソードを放映しています。)

  5. バーチャルリアルとメタバースの普及
    シンプソンズでは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)が普及し、日常生活の一部として描かれています。最近では、メタバースの発展に伴い、バーチャルリアル世界がますます身近な存在となりつつあります。2025年には、メタバースに関連したテクノロジーがさらに進化し、エンターテイメントやビジネス、教育などの分野で日常的に使われる可能性が高いです。(「シンプソンズ」では、アップルのビジョン・プロのようなガジェットをつけて人々が町を歩く姿を何年も前に予測し、エピソードではヴァーチャル・ウェディング、すなわちゲストがメタヴァースで参列する結婚式などが登場していました。)

★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予測は、シンプソンズの描いた未来に共通するテーマであり、現代の技術や社会の進展を鑑みると、2025年に実現しそうなものです。「シンプソンズ」の予測は風刺的でありながらも、時折驚くほど的中することがあるため、今後の動向にも注目が集まります。

========== ★ 結果を受けての 私的感想★ ==========

「シンプソンズ」には、食糧危機により、不穏なケミカルを使った加工食品が生産されて、それを食べた人々がゾンビ化するエピソード、音楽を通じて人間を洗脳するテクノロジー、ホログラムでコミュニケートする時代等、 様々な興味深いエピソードがある一方で、トランプ氏2024年再出馬、2020年のパンデミックも ”大阪発祥のウィルス”として予言したほど。 赤ん坊の言い分を通訳するマシンの登場も予言しましたが、 それは今年商品化の目途が立つ予定で、ロンドンの時計台、ビッグベンがデジタルになるという予測なども見られます。 気になるのはトランプ政権下で経済が崩壊し、その後始末を女性大統領が担うという予測がされていることで、そのエピソードのせいで2024年の選挙でのハリス氏当選を予測したものでは?との憶測を呼びましたが、 トランプ氏、プーチン氏の体調不良を暗にほのめかすシーンも時期こそは明確ではないものの予言しています。



チャットGPTが選んだ、2025年に実現の可能性が高いババ・ヴァンの予言トップ5


★ 序文 ★
ババ・ヴァンガ(Baba Vanga)は、ブルガリアの予言者として広く知られ、数々の予言を残しました。彼女の予言の多くは非常に抽象的であるため、解釈の余地が多く、未来の出来事を予測するために利用されることがよくあります。2025年に関連する予言については、ババ・ヴァンガが残した言葉の中でも、特に注目されているものを挙げてみます。以下は、2025年に関して特に「チャットGPT」が「当たるかもしれない」と考えられる予言のトップ5です。

  1. 気候変動と自然災害の激化
    ババ・ヴァンガは、地球温暖化や環境問題が深刻化する未来を予言しており、2025年には自然災害がさらに激化し、世界中で異常気象や大規模な災害が頻発すると予言しています。 最近の科学的研究や警告と一致する点も多く、気候変動は現在進行中の問題であることから予言として信憑性があると考えられます。

  2. 新たなエネルギー源の発見
    ババ・ヴァンガは2025年に エネルギーに関連した重要な技術革新、「新しいエネルギー源」の発見を予言しています。これは再生可能エネルギーや新たなエネルギー技術の進展を指している可能性があり、科学技術の進歩を考慮すると、十分に現実味を帯びています。特に核融合エネルギーの商業化に向けた進展などが予想され、それによってエネルギー問題が解決に向かうとも予言しています。

  3. 人工知能の進化と支配
    ババ・ヴァンガは、人工知能(AI)やロボット技術が発展し、社会に多大な影響を与える未来を予言しています。2025年にはAIがますます進化し、 あらゆる分野で人間の仕事を支配する可能性があります。現在もAIは急速に進化発展しており、チャットGPTのような高度なAIシステムが日常生活に深く組み込まれていくと予想されます。AI以外にも 遺伝子工学の進展により、人間の身体能力や知能が劇的に向上する可能性があるとも述べています。

  4. 食糧不足と飢饉の発生
    ババ・ヴァンガの2025年の予言には、食糧不足や飢饉が世界的に広がるというものがあります。特に気候変動や自然災害の影響を受け、農業生産に支障が出ることが懸念されています。現在既に気候変動や戦争、経済危機が原因で食糧供給に不安が生じていることから、この予言は現実的であると判断されます。

  5. 新しい超大国(勢力)の登場
    ババ・ヴァンガは2025年に、現在の超大国に代わる存在が登場する可能性があると予言しています。この新しい存在は、特定の国や地域ではなく、地政学的に新しい力を持つ勢力の台頭を示唆していると言われています。

★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予言は、現代の科学的進歩や社会的な動向と一致しており、ババ・ヴァンガが言ったことが実現する可能性があると考えられます。しかし予言はあくまで予測であり、未来は不確実であるため、どの予言が正確であるかは時間が経過するまで確実には分かりません。

========== ★ 結果を受けての 私的感想★ ==========

このまとめから、チャットGPTはババ・ヴァンガよりも「シンプソンズ」の予言に信憑性や、時代の指針を見出している様子が伺えます。トレーニング資料にシンプソンのエピソードが組み込まれていたことも推測されますが。
5番目の「地政学的に新しい力を持つ勢力」があまりに曖昧だったので、更に説明を求めたところ、以下の4つの可能性が示されました。

  1. 経済的、政治的に大きな影響を持つビリオネアや巨大企業の勢力が従来の国家の枠組みを超える「超大国」になる可能性
  2. 地政学的に大きな影響力を持つ新しい大国が生まれる可能性
  3. テクノロジー、特に人工知能(AI)の進展によって、新しい力を持つ勢力が現れる可能性
  4. 国際機関や新たに生まれる国家間の協力体制、連合体が、個々の国々の力や枠組みを超えて、国際社会としての統一した力を持つ可能性。地球規模での協力関係が求められる時代の到来。

4番目は宇宙からの侵略でもない限りは、1年で実現するのは不可能な反面、1は既にアメリカで実現しつつある状況です。



チャットGPTが分析した2025年の注目すべき予言トップ5


★ 序文 ★
2025年に関する予測は、現在進行中の技術革新、社会動向、経済の変化、環境問題などを基に考えられます。以下に、チャットGPTのデータや現代の傾向を基に予測される、2025年の注目すべき予言トップ5を挙げます。

  1. 人工知能(AI)の進化と普及
    2025年には、AIがさらに進化し、私たちの生活のあらゆる分野に浸透することが予測されます。特に、AIによるパーソナルアシスタントの普及が進み、日常生活やビジネスでの意思決定支援、クリエイティブな仕事の補助、さらには医療や法律など専門的な分野での役割が拡大します。また、AIと人間の協働が進み、労働市場における変革が加速することが予想されます。

  2. 気候変動の影響の拡大
    既に進行中の気候変動の影響が2025年にはさらに顕著になると予測されています。異常気象、猛暑、干ばつ、洪水といった極端な気象現象が頻発し、それに伴って自然災害や農業生産への影響が深刻化する可能性があります。これにより、持続可能なエネルギーと食料供給に対する取り組みが重要視され、特に再生可能エネルギーの導入が加速するでしょう。

  3. ヘルスケアとバイオテクノロジーの革新
    バイオテクノロジーや医療分野での革新が進み、2025年には新たな治療法や予防方法が登場することが予想されます。特に、遺伝子編集技術や個別化医療(precision medicine)が普及し、がんや遺伝的疾患の治療に革命をもたらす可能性があります。加えて、AIを活用した健康診断や予測技術がさらに進化し、健康管理の方法が大きく変わるでしょう。

  4. メタバースと仮想現実(VR)/拡張現実(AR)の普及
    2025年には、メタバースのさらなる進化が予測され、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用した新たな体験が広がるでしょう。特に、ビジネス、エンターテイメント、教育などの分野で、仮想空間を使った会議、ショッピング、ゲーム、学習がより一般的になると予想されます。多くの企業がメタバースを活用したサービスを提供し、物理的な世界との境界がますます曖昧になるでしょう。

  5. 社会的格差と新たな経済モデルの登場
    社会的格差の拡大が問題視され、2025年には新たな経済モデルが登場する可能性があります。特に、ベーシックインカム(UBI)などの社会保障制度の導入や、リモートワークやフリーランスの仕事が主流になることで、労働市場の大きな変化が予測されます。また、環境や社会的責任を重視する「サステナブル経済」や「ソーシャルインパクト投資」の増加が、企業活動や投資の基準に影響を与えるでしょう。

★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予測は、現在進行中の技術革新、社会的な変化、経済の動向を基にしたもので、2025年に実現する可能性が高いと考えられます。しかし、未来は不確実であり、予測に反する展開もあり得るため、注目し続けることが重要です。

========== ★ 結果を受けての 私的感想★ ==========

チャットGPT自体の予測は、「世の中一般で言われている2025年のビジョンを無難に纏めただけ」という印象で、面白味はない反面、実現が確実視されるものを挙げているのは紛れもない事実。
要するにチャットGPTは独自の分析を依頼するよりも、一定のサブジェクトを与えて、その中からチャットGPTが判断する方向性を引き出す方が 興味深い結果が得られるということなのだと思います。
個人的には未来予測は、チャットGPTでさえ 「シンプソンズ」のエピソードが最も興味深く、確実なものが多いことを認めているという点で、更に「シンプソンズ」予測への信頼を深めましたが、 エンターテイメントが描く未来像というのは、スタンリー・キューブリック監督の1968年の映画「2001年宇宙の旅」の宇宙船デザインが NASAの宇宙船の叩き台になるなど、決して侮れない歴史があるもの。 1989年公開の映画「バック トゥ ザ フューチャー パート2」でも、2016年にシカゴ・カブスが108年ぶりのワールド・チャンピオンに輝いたことが 2015年の出来事として描かれていましたが、 映画公開時には カブス優勝は「絶対にあり得ない」と思われていただけに、これは野球ファンを爆笑させたジョーク。それが2016年に実現した直後からインターネット上に出回ったのが、 その年の大統領選で圧倒的有利と見なされていたヒラリー・クリントンを破って、トランプ氏が当選するという説。 理由は「バック トゥ ザ フューチャー パート2」で、虐めっ子キャラクター、ビフが大統領になっていたためで、ビフのモデルになったのが他でもないトランプ氏。そのため 「カブスの優勝が一年遅れで実現したのだから、トランプ大統領誕生も2016年に実現する」という予測が広がり、それがまさかの実現となったのが当時。
この時の予言記事は未だインターネット上に残っていて、私もつい最近初めて読みましたが、結局のところ真面目に政治や経済を分析したところで、あり得ない事が起こって、それによって方向性が大きく変わるのが世の中。 そのためエンタテイメントのクリエーター達のように、常識に捉われず、あえて意外性のある展開を盛り込む発想の方が、未来を正確に予測ができるかもしれないと個人的に考えて居ます。
2025年が皆さまにとって、健康と幸運に恵まれた1年になりますように。

Yoko Akiyama



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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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