今回は今年最初のこのコーナーなので、2025年予測をテーマにしたいと思います。
年末、年始には新年の展望や予測がありとあらゆるメディアやインターネット上で盛んに見られますが、2025年は世界各国の政情不安定、
異常気象、法規制が追い付かないテクノロジーの著しい変化、貧富の差の更なる拡大と貧困層の不満激化で先が読めないと言われる年。
そこで、これまでありとあらゆるテクノロジーの進化から、トランプ大統領誕生までを恐ろしい程正確に予言してきた長寿人気アニメ「シンプソンズ」、
そしてブルガリアの世界的に知られる予言者、ババ・ヴァンガの予言の中から、2025年に実現の可能性が高いものをチャットGPTにそれぞれ5つ選んでもらい、
最後にチャットGPT独自の分析による予測5件を紹介するという形で、2025年を占って行きたいと思います。
★ 序文 ★
「シンプソンズ」は、長年にわたって社会や政治、科学技術の予測を行い、その多くが現実になったとして話題に上ることがあります。2025年に関して、「シンプソンズ」の予測で当たりそうなもののトップ5を挙げてみます。以下の予測は、現代の社会情勢や技術の進展を鑑みて現実化する可能性が高いと考えられるものです。
★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予測は、シンプソンズの描いた未来に共通するテーマであり、現代の技術や社会の進展を鑑みると、2025年に実現しそうなものです。「シンプソンズ」の予測は風刺的でありながらも、時折驚くほど的中することがあるため、今後の動向にも注目が集まります。
「シンプソンズ」には、食糧危機により、不穏なケミカルを使った加工食品が生産されて、それを食べた人々がゾンビ化するエピソード、音楽を通じて人間を洗脳するテクノロジー、ホログラムでコミュニケートする時代等、
様々な興味深いエピソードがある一方で、トランプ氏2024年再出馬、2020年のパンデミックも ”大阪発祥のウィルス”として予言したほど。 赤ん坊の言い分を通訳するマシンの登場も予言しましたが、
それは今年商品化の目途が立つ予定で、ロンドンの時計台、ビッグベンがデジタルになるという予測なども見られます。
気になるのはトランプ政権下で経済が崩壊し、その後始末を女性大統領が担うという予測がされていることで、そのエピソードのせいで2024年の選挙でのハリス氏当選を予測したものでは?との憶測を呼びましたが、
トランプ氏、プーチン氏の体調不良を暗にほのめかすシーンも時期こそは明確ではないものの予言しています。
★ 序文 ★
ババ・ヴァンガ(Baba Vanga)は、ブルガリアの予言者として広く知られ、数々の予言を残しました。彼女の予言の多くは非常に抽象的であるため、解釈の余地が多く、未来の出来事を予測するために利用されることがよくあります。2025年に関連する予言については、ババ・ヴァンガが残した言葉の中でも、特に注目されているものを挙げてみます。以下は、2025年に関して特に「チャットGPT」が「当たるかもしれない」と考えられる予言のトップ5です。
★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予言は、現代の科学的進歩や社会的な動向と一致しており、ババ・ヴァンガが言ったことが実現する可能性があると考えられます。しかし予言はあくまで予測であり、未来は不確実であるため、どの予言が正確であるかは時間が経過するまで確実には分かりません。
このまとめから、チャットGPTはババ・ヴァンガよりも「シンプソンズ」の予言に信憑性や、時代の指針を見出している様子が伺えます。トレーニング資料にシンプソンのエピソードが組み込まれていたことも推測されますが。
5番目の「地政学的に新しい力を持つ勢力」があまりに曖昧だったので、更に説明を求めたところ、以下の4つの可能性が示されました。
4番目は宇宙からの侵略でもない限りは、1年で実現するのは不可能な反面、1は既にアメリカで実現しつつある状況です。
★ 序文 ★
2025年に関する予測は、現在進行中の技術革新、社会動向、経済の変化、環境問題などを基に考えられます。以下に、チャットGPTのデータや現代の傾向を基に予測される、2025年の注目すべき予言トップ5を挙げます。
★ チャットGPTによる まとめ ★
これらの予測は、現在進行中の技術革新、社会的な変化、経済の動向を基にしたもので、2025年に実現する可能性が高いと考えられます。しかし、未来は不確実であり、予測に反する展開もあり得るため、注目し続けることが重要です。
チャットGPT自体の予測は、「世の中一般で言われている2025年のビジョンを無難に纏めただけ」という印象で、面白味はない反面、実現が確実視されるものを挙げているのは紛れもない事実。
要するにチャットGPTは独自の分析を依頼するよりも、一定のサブジェクトを与えて、その中からチャットGPTが判断する方向性を引き出す方が 興味深い結果が得られるということなのだと思います。
個人的には未来予測は、チャットGPTでさえ 「シンプソンズ」のエピソードが最も興味深く、確実なものが多いことを認めているという点で、更に「シンプソンズ」予測への信頼を深めましたが、
エンターテイメントが描く未来像というのは、スタンリー・キューブリック監督の1968年の映画「2001年宇宙の旅」の宇宙船デザインが NASAの宇宙船の叩き台になるなど、決して侮れない歴史があるもの。
1989年公開の映画「バック トゥ ザ フューチャー パート2」でも、2016年にシカゴ・カブスが108年ぶりのワールド・チャンピオンに輝いたことが 2015年の出来事として描かれていましたが、
映画公開時には カブス優勝は「絶対にあり得ない」と思われていただけに、これは野球ファンを爆笑させたジョーク。それが2016年に実現した直後からインターネット上に出回ったのが、
その年の大統領選で圧倒的有利と見なされていたヒラリー・クリントンを破って、トランプ氏が当選するという説。
理由は「バック トゥ ザ フューチャー パート2」で、虐めっ子キャラクター、ビフが大統領になっていたためで、ビフのモデルになったのが他でもないトランプ氏。そのため
「カブスの優勝が一年遅れで実現したのだから、トランプ大統領誕生も2016年に実現する」という予測が広がり、それがまさかの実現となったのが当時。
この時の予言記事は未だインターネット上に残っていて、私もつい最近初めて読みましたが、結局のところ真面目に政治や経済を分析したところで、あり得ない事が起こって、それによって方向性が大きく変わるのが世の中。
そのためエンタテイメントのクリエーター達のように、常識に捉われず、あえて意外性のある展開を盛り込む発想の方が、未来を正確に予測ができるかもしれないと個人的に考えて居ます。
2025年が皆さまにとって、健康と幸運に恵まれた1年になりますように。
Yoko Akiyama
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執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |
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